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「むにむに」

第403号 特別支援教育士(S.E.N.S)とは?

2021年05月13日

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU 塾長の谷口一登です。

新型コロナウィルスの感染に歯止めがかからない毎日が続きます。
塾生のお子様から,「6月の運動会が,10月に延期になった」と聞くようになりました。
何としても,昨年のような一斉休校とならないことを願うばかりです。

さて,私事ですが,この度「特別支援教育士(S.E.N.S)」の資格を取得しました(このことは,以前,ブログ第387号にも書きました)。
今回は,その資格を取るに至った経緯について,少しお付き合い下さい。

特別支援教育士とは,一般財団法人特別支援教育士資格認定協会が認定するLD・ADHD等のアセスメントと指導の専門資格です。
現在の有資格者数は,全国に5,116人。教育関係者を中心に,臨床心理士,言語聴覚士,作業療法士,医師,大学教員など多岐にわたっています。

この「特別支援教育士」という資格を知ったのは,私が未だ学校の教諭をしている頃でした。
当時,特別支援学級の担任の方がその資格を持っておられ,「いずれ通常のクラスの先生方も,発達障害についての知識が必要になる時が必ず来るから,機会があれば取られるといいですよ!」と言われたのを覚えております。

学級担任をしていて,たくさんの子ども達とふれ合う中で,「この子は,一筋縄ではいかないな…」と思う場面が年々増えてきました。
実際,発達障害ということが言われ始めたのが,ここ10年ほどです。
つまり,40代~50代以上の方々は,発達障害について学ぶ機会がほとんど無く,自身の経験だけで対応をしていたのです。

でも,強く叱ってもダメ,何度言っても伝わらない,いきなり怒ってキレる…など,そのような子ども達にどう対処したらいいのか?
そんな時,発達検査という科学的な指標があることを知り,それを行うことが出来る「特別支援教育士」の資格を取って,指導に生かそう!と思ったのです。

資格を取得して,これまで何人かの子ども達の発達検査をしてきました。

よく保護者の方は,「発達検査=うちの子は発達障害と診断される」と誤解をされています。
「発達障害」という診断を下せるのは,お医者さんだけですので,私達にはそのような権限はありません。
この発達検査は,「お子様の得意不得意を見る検査です」というようにお伝えしています。
・言語でのコミュニケーションが得意なのか苦手なのか
・非言語でのコミュニケーションは?
・短期記憶や長期記憶は?
・知識のアウトプットは?
・継次処理・同時処理?(第377385号参照)
などが,科学的データとして表れてきます。
これを基に,お子様の学習の指導計画を立てていくのです。

お子様が,「なかなか漢字や九九が覚えられない」「言ったことが正しく伝わらない」「四則計算は出来るが文章題になると全く…」などなど,お悩みを抱えている方,それは学習の方法がお子様に合っていないのかもしれません。

ぜひ,当塾にて一度発達検査を受けてみられませんか?
詳しくは,お問合せ下さい。

 

当塾の「全集中トレーニング(運動プログラム)」の様子です!

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