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「むにむに」

第385号 認知の仕方(2)~ 同時処理タイプの方は ~

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU 塾長の谷口一登です。

雪国の春の風物詩「タイヤ交換」。
そろそろかな…と思っているのですが,「まだ雪が降るかも…」という懸念も捨てきれず,手をこまねいております。
今週末あたりが狙い目です。

さて,ブログ第377号「認知の仕方(1)~継次処理タイプの方は~」に続いて,今回は「同時処理タイプ」の方についてです。

「同時処理タイプ」の方の特徴として,
・物事をまとめて処理するのが得意
・最初に目的を教えると,理解が早い
・目からの情報に強い傾向がある
ということがあげられます。
つまり,作業に入る前には
「今日は,これ(完成形)を作りますので,そのためにはどんなことをしたらいい?」
という声かけをする,物事をまず結論から教えてあげることが効果的です。

また,視覚優位(目からの情報が入りやすい)の傾向がありますので,学習をする場合,活動の手順や覚えさせたいことはフリップに書くなどして,視覚的に訴えかけるようにすると入りやすいと言われています。
漢字などは,パズルなどのパーツに分けて(へんやつくり等)組み合わせる学習などがよいでしょう。

ちょうど,小学2年生のお子様達は,毎日のように「かけ算九九」の宿題が出ています。
九九カードを使って○の段をやって,○の段の暗唱をする…というものです。
かけ算九九は,その後の算数の基礎となりますので,これだけ完璧にやって頂けると大変助かります。

実は,認知の仕方から見ると,学校からの宿題である「かけ算九九の宿題」のやり方は,非常に理にかなっているのです!
「九九カード」→ 目からの情報となるので,同時処理のお子様に入りやすい
「暗唱」→ 耳からの情報となるので,継次処理のお子様に入りやすい
ということで,両方の方法を取ることで,全てのお子様のタイプを網羅した暗記のさせ方が,ここに実践されているのです!
しかも,毎日!

ご自身やお子様が,「継次処理タイプ」なのか「同時処理タイプ」なのかを把握されることで,対応が変わってきます(第357号に簡単なテストがありますので,ぜひやってみて下さい)。

お互いにスムーズな人間関係を構築するには,お互いを知ることが大切ですね。

 

「全集中トレーニング(運動プログラム)」の様子です!

 

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