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「むにむに」

第404号 見えない言葉について

2021年05月15日

皆様,こんにちは。
親子DE発達凸凹86(はる)児発管の四登です。

石川県にもとうとうコロナウィルスが猛威を奮い、緊急事態宣言がステージⅣに引き上げられました。
皆様のお近くは如何でしょうか? いろんな小学校での臨時休校が報道されています。
予防としては、手洗い・うがい・アルコール消毒の他にも、外出の回数を減らすなど,できる限りの予防をして、気をつけてお過ごし下さい。

さて、今回は「嬉しい」「分からない」「困っている」などという,目に見えない気持ちを表す言葉についてお話をさせて下さい。

お子様達は,毎回 86(はる)に来られた後,「今日の気分はどれでしょうか?」とイラストを見て、今の気持ちを選んで貰います。
その時に,なかなか選ぶことが難しいお子様がいらっしゃいました。
しかし、別の日には,機嫌良く楽しそうにその日にあったことを聞かせてくれました。
そこで、職員が「○○さん、ステキなお話をたくさん聞かせてくれてありがとう。今の○○さんの気持ちが、嬉しい、楽しいということなんだよ!」( ◠‿◠ )と,イラストと合わせて伝えると、お子様も腑に落ちたようでした。
「楽しい=今の気分」と実際の場面に照らし合わせて,教えていくのです。

お子様の支援計画を作成する時に,「分からない問題を聞く(尋ねる)事ができる」とか、「困った時に人に助けを求めることができる。」という支援目標を立てる事があります。
しかし、この目標をなかなかクリアする事ができず、ついついこちらから困ったご様子のお子様に声をかけてしまうことがよくあります。
すると、手伝ってもらえるので,自分からの発信をますますしなくても良い状態になっていきます。

そこでスタッフが考えたのが、分からない問題への対応についてです。
・問題を5分間で取り組む。
・分かる所は答えを書く。分からない所は書かない。
・時間になったら見せにくる。
という事でした。
つまり、この書けなかった所が分からない所だったのです。

困った時も分からないと同じです。
程度言葉では、基準が難しくどの時点で伝えると良いかが分からない。
そこで例えば、時間の制限を設定することで分からない=困っている。
自分が困っていると客観的に気がつくかもしれませんね。

気持ちを表す言葉は,目に見えないため難しいです。
しかし,使うことができるようになると、人は自分にとって助けてくれる良い存在として捉えることができるようになります。
次は、誰かを助けてくれる存在になると思います。

 

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