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「むにむに」

第387号 WISC-Ⅳ や KABC-Ⅱ検査で,お子様の得意・不得意を知りましょう!

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU 塾長の谷口一登です。

いよいよ本日が,石川県の公立高校合格発表の日となりました。
この日に向けて,当塾の受験生たちは,土日も休みなく勉強に励んできました。
今日,全ての受験生の方々に,良い結果が出ることを心より願っております。

さて,とかく日本は「発達障害・グレーゾーンについての効果的な対応が遅い」と言われます。
その中のひとつに,発達検査や知能検査があげられます。

WISC(ウェクスラー知能検査)やK-ABCといった検査は,従来は医療機関でするものと思われてきました。「医療機関=発達障害という診断が出る」と思い,二の足を踏んでいるというケースが少なくありません。
これらの検査は,発達障害であるかを診断するものではなく,お子様の得意な箇所,不得意な箇所を知り,それを基に支援計画を立てていくためのものです。つまり,検査をすることによって,お子様の何が強みで,何が弱みであることを知ることで,効果的な指導につながるのです。これは,アセスメント(いろんな方面から客観的に評価すること)の材料として,非常に大切であると言えます。

先日,ある保護者の方からこのような相談がありました。
「うちの子は,集中力が足りないのか,ミスが多い。小数点を付け忘れたり,漢字の棒が一本多かったり…。途中の計算過程が長くなると,問題の意図が分からなくなるので,ワーキングメモリーが小さいように思います」とのことでした。
ところが,実際にお子様の様子を見させて頂いたのですが,ワーキングメモリーが低いように感じません。聞いて答えるような問題は,むしろ満点です。
そこで,ご両親に相談して,WISC-Ⅳの検査をしてみました。
すると,ワーキングメモリーは「高い~非常に高い」という値が出たのです! これには,ご両親もビックリしていました。
検査をせずにいたら,見当違いな指導をしていたことになります。
科学的なデータは,日常の指導を裏付ける材料のひとつになるのです。

私事ですが,この度「特別支援教育士(S.E.N.S)」の資格を取得致しました。
「特別支援教育士」とは,一般財団法人 特別支援教育士資格認定協会が認定するLD・ADHD等のアセスメントと指導の専門資格です。
この資格により,当塾でも,WISC-ⅣやKABC-Ⅱといった検査をすることが出来るようになりました。

詳しくは,お問合せ下さい。

「全集中トレーニング(運動プログラム)」の様子です!

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