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「むにむに」

第549号 自然遊びに勝るものはない!(後編)

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU 塾長の谷口一登です。

今回も,とあるお母様の手記(後編)からです。
前編は,こちらからご参照下さい。

 

娘が,毎日放課後に外遊びをするようになって1か月ほど経った頃から,1学期までに溜め込んだ不安や自信の無さが少しずつ雪解けし,代わりにクラスのお友達への信頼感や、友達と一緒にいたい気持ちが増え,彼女なりに「教室へ行ってみんなといたい。でもやっぱりこわい」と葛藤するようになりました。
この時は気持ちが整理できず、学校の隅っこで一人で一日中泣いてると、学校から何度か連絡がありました。聞くと、「教室へ入りたいけどこわい」とのこと。「葛藤」のメカニズムを教えて、ゆっくりマイペースでいいんだよ、とのんびり付き合いました。

葛藤を乗り越えた後、少しずつ教室へ足が向くようになり、ある日「今日、クラスに入れたよ!」と報告がありました。自信に満ち溢れた顔で、自分の弱い心に勝てたことに、本人もとても嬉しそうで、そこからは「チャレンジしてみようかな」と思える自信につながったようです。

 

食生活についても見直しました。

貴塾で教えていただいてから、娘の食生活を見返したところ、甘いおやつと乳製品の摂り過ぎが正に該当していました。

外遊びグループに入る前は、放課後、母親が帰るまでの数時間を祖母宅で過ごしていましたが、ほぼ毎日、アイスを食べていました。毎日ハーゲンダッツを1個食べていたようなのですごいカロリーです。

更に、娘は食事がすごく難しい子で、肉や卵、牛乳のタンパク質をなかなか食べないので、タンパク源のつもりで市販の飲むヨーグルトを毎日飲んでいました。多い時は1日2本以上飲んでいて、こちらも糖分が多いです。

先日の栄養セミナーを受けて以降、アイスは完全に止めて、乳酸菌の摂取はヤクルトなどの小さいサイズで時々に変え、好きなひき肉料理のレパートリーを増やすようにしました。更にパン食も多かったので,半分ほどは和食や餅、うどんに置き換えるようにしました。

食生活を改善して1か月ほど経った頃から、プックリしていたお腹がみるみる凹んで全体的にとてもスリムになり、階段を上っても「疲れた」と言わなくなりました。

外遊びをするようになってから、おやつを食べる時間もなく公園へ走っていくので、間食もなくなり、お腹ペコペコで帰ってくるので,夕ご飯のおかずもお米も以前よりよく食べるようになりました。

 

何より外遊びで疲れ果てて、寝る時間が早くなりました。

動画を見る時間もなく、関心が無くなったようで、以前の10分の1以下に減り、睡眠時間は1~2時間増えました。遊び方の変化と食生活の改善のタイミングがちょうど合わさったことが,とてもよい相乗効果に繋がったと感じています。

 

 

9月に「教室へ入れない」と言われた時には、また新たな展開にどうしたものかと思いましたが、貴塾の先生方にも親身にアドバイスを頂き、食事改善の面では貴重な情報をいただきまして、本当に感謝しています。

学校の先生方も優しい方ばかりで、あたたかく見守って頂いています。

娘の性格として、不安傾向が強く自己肯定感が低めで、宵越しのストレスとして溜め込み、その結果日常生活がままならなくなるタイプ、ということが今回のことでよく分かりました。こういったことは、成長の過程で環境が変わる度に、形を変えて起こるのだろうと想像しています。ですので、教室に入れたらゴールとは思わずに、これからもこういう性格傾向とうまく付き合いながら、彼女らしい学びや成長を支え、娘自身が、自分の心の状態を理解し、社会生活になじむためのアクションが自ら出来るようになっていくことを目指せばよいかな…と考えています。

 

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