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「むにむに」

第454号 広い視野でものを見る

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU 塾長の 谷口一登です。

身を切るような寒い日が,数日おきにやってきます。
今年の冬も,降雪は多いと聞きます。皆様,タイヤ交換はお済みでしょうか?
「備えあれば患いなし」。備えを万全にして,今年の冬を乗り切りましょう!

さて,先日,52歳の誕生日を迎え,このブログで少し自分の生き方を振り返ってみたいと思います。

私は,父が教師,母も元教師という家の3姉弟の末子として生まれた長男です。
2人の姉とは10歳以上も年が離れ,「待望の男の子」として小さい頃は我がままに育ちました。
姉に言わすと,「(私達は買ってもらえなかったのに)あんたは何でも買ってもらえた」と言います。

私が中学校に入る頃には,父は既に管理職になっていました。
「校長の息子」というレッテルが貼られ,少しでも成績が落ちると当時の先生方(ほとんどが父の教え子だった)からは,「親父の顔に泥を塗るな!」と言われ続けました。
15歳の子どもにとって,この重圧はかなりのもので,それに反発するように夜遊びを繰り返し(といっても健全なものでしたが… 笑),成績は急降下。
おかげで,第一志望の高校には不合格。金沢の私学に3年間通うこととなりました。

私の地元は田舎で,その(第一志望の)高校出身でないと,世間的にも認めてもらえないという風潮がありました。
我がままに育った私にとって,人生で初めての挫折でした。
大きな大きな挫折で,(50歳を超えた今では笑い話ですが)若い頃,教師をしていた時は,生徒に「先生,どこの高校出身なの?」と聞かれると,話をはぐらかせるしかありませんでした。

私にとって,この挫折は本当に辛くて苦しいトンネルでしたが,10年以上前に縁があって弊社代表と出会い,「何でそんなちっぽけなことで悩んでいるの? そんな田舎の高校より,あなたの出身の高校の方が全国区じゃない!」と言われ,目からウロコでした。
小さな環境ではなく,もっと大きな視点で見たらいいんだ!ということに,気づかされました。

今思えば,私はその(第一志望)高校に受かっていたら,きっと安っぽいプライドにしがみついた人生を送っていたと思います。
「広い視野でものを見る」
長い人生,人との出会いが自分を大きく変えてくれます。
自分の気づかなかった世界に導いてくれます。

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