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「むにむに」

第84号 愛着障害がもたらすもの ~ 金沢から発達障害について考えます ~

おはようございます。
発達凸凹学習塾86(はる)担当講師の谷口啓子です。

私は,当塾の代表 小坂治美が講師を務めますセミナーで心理学を学ばさせていただいております。それは,通塾いただく保護者様,そしてお子様により良いトレーニングをご提供させていただくために,自分を高めていく必要があるからです。

この度,半年間の「プレミアムコース」を無事修了することが出来ました。講師の先生,そして,一緒に受講させていただいた皆様のおかげです。感謝申し上げます。

今回私が受講した動機は,「ごまかし癖の根っこはどこにあるのか」ということでした。そして,その中で見えてきたのは,「愛着障害」でした。
私の母は,私の発達凸凹を「なつかない,言うことを聞かない娘」という捉えでおり,そのため、暴言暴力を繰り返しました。
セミナーを受ける中で,その時の記憶が少しずつ蘇ってきました。人は,本当に思い出したくない辛い記憶を閉じ込めるものだそうです。自分にとっては辛い作業ではありますが,一人ではないので大丈夫だと思っています。

こうして,記憶が蘇ってくると,なぜ,中・高時代に勉強ばかりしていたのか,なぜ,大学時代に勉強を全くしなくなり引きこもっていたのか,なぜ就職して双極性障害になったのか…すべてが,少しずつですがクリアになってきています。
そこに欠かせないキーワードが私が持っている「発達凸凹」なのです。

お子様の発達凸凹の理解は,簡単ではありません。
しかし,それを理解してもらえなかったお子様は,私のように自信を持てない劣等感の塊になってしまう可能性が高いです。そして,ある時をきっかけに全てが崩れてしまうかもしれません。

暴言は脳の側頭葉にダメージを与え,子どものコミュニケーション能力を奪います。
体罰は脳の前頭前野にダメージを与え,思考力,感情コントロール力を奪います。

子育ての困難さ。
ご自身のお子様への関わりの中で抱く罪悪感。
今、生き辛さがある保護者の皆様、一緒に考えてみませんか。

どうぞ、保護者の皆様が考えを広げ、お子さんを受け入れてもらえたなら、笑顔いっぱいの「むにむに」が生まれるでしょう。
たくさんの「むにむに」が生まれるように、私共も頑張ります。

発達障害  学習塾

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