「むにむに」
第604号 冬期講習~クッキングに挑戦!~
皆さんこんにちは。学習塾MOYU講師の伊藤です。
学習塾MOYUでは、毎年冬休み期間中に冬期講習を行っています。今回は冬期講習で初めて取り入れた『調理実習』の様子をお話します。
子どものクッキングと言うとお遊び感覚に捉えがちですが、これが相当頭を使います。主婦であるお母様方も毎日悩みますよね?
今晩のおかずは何にしようかと、仕事帰りにスーパーに行き、予算・所要時間・家族の好み・栄養バランス等総合的に考えることが毎日続く訳です。
食べる時はあっという間に終わりますが、かかった労力は計り知れません。
しかし喜んで食べてくれる姿を見ることができるからこそ、持続できることなのです。
そこで“料理する楽しさを感じながら皆で協力して完成させること”“料理とは作るだけではなく献立決め、買い物から後片付けまでが一連の作業であることを知る”をねらいとして、子どもたちで「カレーピラフ目玉焼きのせ」と「手作りグミ」を作りました。
調理実習を通して、実に面白い!と感じたことがあります。それは普段学習している姿とは全く違う一面が見られたことです。
・黙々とウインナーを切る子
・いつもは時間に無頓着なのに、やたらと炊き上がりの時間を気にする子
・最年少ながらテキパキと全体を見て指示する子
・普段はおとなしく引っ込み思案なのに、お土産のピラフをタッパーに大盛に詰め込む子…(思わず笑いが出ました)
学習姿とのギャップがとても面白かったです。みんな生き生きして子どもらしいということです。飾らない本当の姿ですね。
また、ご家庭での姿も垣間見ることができます。
普段からお手伝いしている為か手順を理解していたり、他の子に対して気遣いができたりと、こちらが指示せずとも出来ることが沢山ありました。
下級生に「好きなの選んでいいよー」とグミを交換する子、「○○ちゃんの目玉焼き、上手~!!真ん中に黄身がきてる~」「どれどれー?」と目玉焼きを囲んで集まる子ども達。囲まれてやや得意げな女の子。
みんな一人一人が主役です。
クッキングを取り入れる塾ってなかなかないでしょう…
カレーのいい匂いに誘われて覗いてくれる先生、ナイスショットを撮ってくれる先生、目玉焼きをサポートしてくれる先生、とみんな我が子を見るような笑顔で溢れています。
これを読んだ方が「カレーピラフ食べたくなった!!」と思っていただければ大成功☆レシピを掲載するので、ぜひご家庭で作ってみて下さい。
【炊飯器で作るカレーピラフ (4人分)】
[材料] 白米…2合 ウィンナー…4本 MIXベジタブル…50g
SBカレー粉… 大さじ1 コンソメ…小さじ1 塩…小さじ2分の1
[作り方]
①米はといで吸水しておく
②ウィンナーを食べやすい大きさコンソメは細かく刻む
③炊飯器に米とその他の材料を入れよくかき混ぜる
④炊飯スィッチを入れる