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「むにむに」

第585号 ビジョントレーニングについて

児童発達支援管理責任者の安部です。
暑い暑い夏もひと段落、といったところでしょうか。
夜には虫たちの声が鳴り響き、ようやく秋の足音が聞こえ始めましたね。

 

みなさま、『ビジョントレーニング』をご存知ですか?
ビジョントレーニングとは、眼筋(眼球を動かす筋肉)を鍛えることにより、両目を使って目標物を正確に捉えたり、目からの情報を脳で処理したりなど、体を動かす運動機能を向上させるトレーニングです。
私たちは、「目から情報を得る」→「脳が情報を分析して体へ指令を出す」→「体を動かす」の3つのプロセスを連動させ、状況に合わせて体を正確に動かしています。
ですので、この3つのプロセスが1つでも欠けたり、うまく連動しない場合は「見えにくさ」となり、様々な障害の原因となります。

ただし、これらの『見る力』は生まれつき備わっているものではありません。

幼児期に、走り回る、ボールを投げる、取る、絵を描くなどの『遊び』の中で、様々なものを見たり触ったりしながらその力を向上させていきます。
しかし、現代の子どもたちは昔に比べ、ボール遊びや追いかけごっこ、虫取りなど、屋外で遊ぶことが減り、代わりに室内でゲームをしたり、スマホで動画を見る時間が増え、その結果、近くと遠くを交互に見たり、動くものに合わせて眼や体を動かす機会が減り、日常の中で『見る力』が養いづらくなっています。
そこで、86では学習を始める前の数分間『ビジョントレーニング』を定期的に行っております。

子ども達の取り組みの様子は,後日ブログにてご紹介させていただきます。

意識しないでいると、いつのまにかゲームやスマホで一日が終わってしまう現代。

少しでもそれらから離れた生活をと親が思っていたとしても、ゲームやスマホの楽しさを身に付けてしまった子どもたちからそれらを遠ざけようとすることは至難の業…
そのような中、少しでも86の取り組みが、みなさまのお役に立っていくことができたらと思います。

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