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「むにむに」

第470号 「めんどくさい」との付き合い方

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU・発達凸凹86(はる)児童指導員の谷口啓子です。

みなさんのお子さんは「めんどくさい」と言う言葉を使うことはありませんか。

MOYUや86に来ているお子様からよく聞かれる言葉の一つです。
でもみんな素直ですから,そうは言いながらもやっていきます。

実は私が何を隠そう,「めんどくさい」をよく使う子でした。
取り掛かることに非常に時間がかかり,どれだけ「早くしなさい!」と怒られ続けたか分かりません。

しかし,これで大きな失敗もありました。
なんと,たった1回の「めんどくさい」で 通知表がガタ落ちしたのです。

中学1年の時に,美術の宿題でデッサンの課題が出ました。

私は美術がどちらかというと苦手な教科でしたので,「まだ時間があるから」とずっと「先延ばし」にしてきました。
周りに聞くと「やってない!」→ これを信じてはいけないのですが,ASD傾向のある私は言葉を鵜呑みにしてしまいました。
そして先生は,なぜか珍しく「〆切が迫ってきていますよ」と注意喚起もしません。

そして,〆切当日。
クラスのみんなが朝,教卓に画用紙を提出していきますが,私の画用紙は家の学習机に置きっぱなし。
いつもなら「未提出者リスト」がお知らせされるのに,その時だけは なぜかされなかった。
様々なことが重なり,私は「課題はしなくてもバレないかもしれない」という誤った答えを出してしまいました。

そして,2学期末の通知表渡しの日です。
美術の項目に,これまで見たことのないような成績がついていました。
「何て言い訳しよう。。。」
帰宅して,母に見せる時のことを想像したら血の気が引きました。

たった一つの「めんどくさい」が,クリスマスを最悪の日に変えてしまった出来事です。

今の私でしたら以下のように計画していたと思います。
(1)まず,チョットだけでも取りかかる
(2)完成させるまでの計画を立てる → カレンダーに書き込む
(3)計画通りかチェックする
(4)完成したら,自分にご褒美をする

特に(1)は弊社代表の一番のおススメで,皆さんにも是非試していただきたいです。

「めんどくさい」は,本当にその物事を楽しむところまでいっていない人が使うセリフだともよく言われます。

「めんどくさいなんて言わないの!」と言ってもなかなか直らないこの行動癖。
私のような大変な目に合わないように,お子様がその先の本当の楽しみを見出せるように,どうぞお手伝いして頂けることを,めんどくさい子を代表してお願いいたします!

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