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「むにむに」

第457号 かゆい所に手が届いていますか?

皆様、こんにちは。
学習塾MOYU塾長の谷口一登です。

先日より、当塾でも冬期講習が始まりました。
一生懸命に学習する小学生、中学生の皆さんに、こちらも教える熱量が上がります。
受験生の方は、この冬が正念場。ぜひ頑張って下さい!

さて、前回から少し自分の生き方について振り返っています。
今回のテーマは「かゆい所に手が届く」です。

私の家では、父親が教員で、母親が主婦だったため、いつも「うちは(共働きの家と違って)お金が無いから」と言われて育ちました。
子どもにとって、一大イベントの「誕生日」「クリスマス」なども、一応プレゼントは買ってもらえるのですが、実に微妙な感じなのです。

50代以上の方はご存じだと思いますが、私たちが子どものころ「ローラースルーゴーゴー」という乗り物が爆発的にヒットしました。
今でいう「キックボード」にチェーンがついていて、足でこいで進む…という物です。
私は、子ども心に、これが欲しくてたまりませんでした。
うちの近所に一つ違いの男の子がいたのですが、その子の家では、必ずこういう(流行りの)物は買ってもらえていました。
もちろん、ローラースルーゴーゴーも持っていて、我が家に見せに来てくれます。

ちょうどクリスマスの時期、私はサンタさんに「ローラースルーゴーゴーをください」とお願いしました。
クリスマスの日、私の枕元にあったのは、ローラースルーゴーゴーではなく、似たような別物でした。
その時の失望感といったら、図り知れません。

ゲームもそう。
「パックマン」というゲームが昔流行りましたが、それもサンタさんは届けてくれませんでした。
「パクパクマン」とかいう類似品でした。

親からすれば、似たような物で値段の安い物を…という思いだったのでしょうが、子ども心に「頼んでも違うものがくるのだったら、もう頼まないでおこう…」となり、次の年からは、我が家にはサンタさんは来なくなりました。

皆さんは、我が家のようなことはありませんか?

欲しい物が、欲しいタイミングで手に入ると、テンションは上がること間違いありません。
ABA(応用行動分析学)では、これを「強化子」と呼んでおり、望む行動を増やしたい時に、与えます。

物だけでなく、言葉もそうです。
今、必要な時にかけてほしい言葉、そんな言葉をお子様にかけていますか?

「かゆい所に手が届く」とは、正にそのこと。
きっと、そのような声かけひとつで、お子様の行動は変わります。

忙しい子育ての中、ちょっとお子様への声かけや接し方を見直してみませんか?

今年も、残すところ数日となりました。
学習塾MOYU、発達凸凹86(はる)共々、皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

それでは、よいお年をお迎え下さい。

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