「むにむに」
第423号 MOYUと86のシンボルツリー
皆様,こんにちは。
学習塾MOYU 塾長の谷口一登です。
長かった一学期が終わり,子ども達は待ちに待った夏休み!
塾に来られる子ども達も,何だかホッとした雰囲気が漂います。
学校からもらった大量の宿題を早く終わらせたい一心で,いつも以上に真剣に取り組む毎日です。
さて,皆さんは「ソテツ(蘇鉄)」という植物をご存知でしょうか?
ソテツは,種子植物 裸子植物ソテツ科の植物で,「蘇鉄」読んで字のごとく,枯れかかった時に鉄の釘を打ち込むと蘇るという伝承があるそうです。
学習塾MOYU・発達凸凹86(はる)のシンボルツリーとして正面玄関に植わっています。
年に数回古い葉を切り落とすのですが,先日葉の間から見慣れないものが出ているのを見つけました。
それが,これ↓です。
いつもの新芽とは異なる形状です。
調べてみて,ビックリ!
これは,ソテツの「雄花」だったのです。
ちょうど中学1年の1学期に,植物の分類を習います。
「裸子植物の例として,マツ,スギ,イチョウ,ソテツなどがあげられます…」と,机上の学習をしても,実際に目で見ると「これがソテツかぁ…」と皆さんシゲシゲと見て行かれます。
そんなソテツが花を付けました!
調べてみると(土壌の栄養状態にも左右されるそうですが),10年に一度見られるかどうかというくらい,(花を付けるのが)珍しいことだそうです。
これには,驚かされました。
私自身,ソテツの花は初めて見ました。
そして,この株が雄株であることも,初めて知りました。
玄関には,もうひとつソテツの木があるのですが,こちらは未だ花を付けませんので,雄株か雌株かは分かりません。
日に日に雄花は大きく伸びています。
でも,近くに雌株(雌花)が無いので,受精すること無く終わるのが寂しいです。
ちなみに,ソテツの雌花はこんなの↓だそうです。
雄花とは,全然形状が違いますね。
また,ソテツとイチョウは,種子植物でありながら精子を形成することも知られています。
普通,種子植物は精子を作ることは無いので,ソテツやイチョウは,それより原始的な植物の形質を持っているということになります。
ソテツやイチョウが「生きた化石」と言われるのも,そのせいなんですね。
こうやって,実物をタイムリーに子ども達に見せることが出来るのも,教育の醍醐味です。
ぜひ,10年に一度の「雄花」を観察して行って下さい!
当塾の「全集中トレーニング(運動プログラム)」の様子です!