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「むにむに」

第419号 鉛筆の濃さと調整力

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU 塾長の谷口一登です。

この度の豪雨で,全国的に大変な被害が出ております。
どうぞ一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

今回は,子ども達の使っている鉛筆についてです。

ここ数年前あたりから,子ども達の使う鉛筆が変わってきています。
私達が子どもの頃は「HB」を使うのが当たり前でしたが,今はどこも「2B」を使うのが主流になっています。
でも,当塾のお子様の中には「4B」や「6B」を使われている方も少なくありません。
筆圧が弱いので,それだけ濃い鉛筆を使って,ようやく見える字になります。

そんな中,先日ニュースで「子どもに10Bが人気!」「12Bの書き心地は最高!」というものを眼にしました。
いったい,鉛筆の濃さって,どこまで段階があるのでしょう?
調べてみました。

近隣で品ぞろえの豊富な文具店に行くと,何と「12B」~「10H」まで揃っていました。
こんなにあるのですね!

この芯の占める面積にビックリです!
12Bなんて,ほとんど芯です。


「鉛筆削り機で削れるの?」という心配通り折れてしまうので,色鉛筆モード(先端を尖らせない)で削ってみました。
左から,「12B」「10B」「6B」「F」「10H」です。
「6B」と「F」は,ちょうどこの日に来られていたお子様からお借りしました。
この芯の太さだけでも圧巻です。

早速,お子様に書いてもらいました。

書き心地を聞いてみたところ,
「普段は6Bを使っているけれど,10Hは石で書いているみたい。薄くて書けない。
  10Bは,とにかく滑らかに書ける。ス~って感じ。
  12Bは,やばい! 鉛筆がひとりでに走る…って感じ。デッサンには最高だと思う」
とのことでした。

今の子ども達は,昔とちがって調整力(※)も弱めです。
※ 調整力とは,神経の働きによって,運動中の姿勢を調整してバランスを取ったり,運動を機敏に巧みに行ったりする力です。文字を書く時の筆圧のコントロールについても,調整力が影響しているといいます。

ですので,普段使いの鉛筆の濃さも,昔とは変わってきているのでしょうね。
そう思うと,小さい頃から調整力をつけることの大切さを感じます。

それに合わせて,お子様に合った道具(鉛筆)選びも大切です。
スタートが2Bでも,筆圧のコントロールが出来るようになればB,HBと変えていく必要があります。

学習や運動の土台は,バランス力,コントロール力,調整力といった「基礎感覚」です。
当塾で毎月開催しております「全集中トレーニング」では,お子様の基礎感覚を育てていきます。
まずは,この下に載せている動画をご覧下さい。
お問合せ,お申込みは随時受付致しております。

 

当塾の「全集中トレーニング(運動プログラム)」の様子です!

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