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「むにむに」

第415号 季節のおはなし「夏至」とは?

2021年06月22日

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU 塾長の谷口一登です。

昨日は6月21日(月)。何の日か知っていましたか?

この質問を,通塾されていた小学生のお子様にお聞きしたところ,7人中3人が手を挙げました。
そう,「夏至」です。
一年で,一番昼の時間が長い日です。
ちなみに,夏至という日本での名前は,「二十四節気」という中国の古い暦から来ています。

夏至を境に,だんだんと日が短くなっていきます。
この「昼の時間が長い」というのは北半球での話で,南半球では同じ日が「もっとも昼の時間が短い日」となります。

同じ日でも,緯度によって微妙に時間が異なります。
東京(緯度35度)だと,昼は14時間34分,札幌(緯度43度)では15時間23分。つまり北へ行くほど長くなります。
北極圏(緯度66.6度以北)では,何と一日中太陽が沈みません。いわゆる「白夜」です。

逆に,最も夜が長い日が「冬至」。今年は12月22日(水)です。
同じ日に,南半球では昼が最も長くなります。

一年を24等分して,夏至と冬至の中間の日(昼と夜の長さが同じ日)を春分・秋分と定めています。
夏至→立秋→秋分→立冬→冬至→立春→春分→立夏→夏至 という流れで,昼の長さと夜の長さが長くなったり,短くなったりして,季節は変わっていくのです。

冬至の日は,カボチャを食べたり,ゆず湯に入ったりする風習があります。春分や秋分は,お墓参りをしたり,おはぎを食べたり…。
では,夏至の日はどうでしょう?
夏至の日は,全国的な風習はあまりないようです。
昼は長い…といっても,日本は梅雨の真っ只中。
昔は田植えの時期が今より遅く,梅雨の時期に行っていたため,この時期は農繁期でとても忙しい時期でした。
そのため,全国的な風習が根付かなかった…とも言われています。

今は,インターネットの時代。調べたいことがあれば,瞬時に探すことが出来ます。
でも,興味を持って探さないと,溢れる情報の中のひとつとして,流れて行ってしまいます。

今日は何の日でしょう?
「夏至」ってどんな字を書くの? どんな意味があるの?
どうして,昼と夜の時間が違うの?

当たり前のように流れていく時間の中で,ちょっと立ち止まって季節の変化や風習を見つめ直してみたい。
そんな心のゆとりを持ったお子様を育てたい。
私達MOYUの願いです。

当塾の「全集中トレーニング(運動プログラム)」の様子です!

 

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