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「むにむに」

第413号 小集団学習

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU・発達凸凹86(はる)児童指導員の谷口啓子です。

紫陽花があちらこちらで目を楽しませてくれる時期となりました。
花の青,紫,桃色がふんわりと混ざり合い,何とも言えない甘い雰囲気を感じさせてくれています。

さて私は,今年度も金沢市内の通級指導教室の先生方のフォローをさせて頂く機会を頂いています。
3年目となりますが,私自身毎回一緒に学ばせて頂き,考えさせて頂いております。

通級指導は,基本的に子どもと先生の1対1の個別指導です。
お子様を丁寧に観とることができますし,その子その子にあったカスタマイズされた学習を受けることができます。

しかし,大変不思議なことなのですが,ある時から「伸び悩み」が始まります。
これは,フォローさせていただいている先生方からもよく聞かれることです。

実はこの伸び悩みの打開策は「小集団指導」にあります。

例えば,個別指導では5分程しか学習に集中できないお子様でも,小集団の中だと集中力が途切れることなく学習できることがあります。
「なんか分からんけど,一人のときよりがんばれる」と言います。
また,「勉強がさっぱりわからない」と嘆いている子に対して先輩が「地道にコツコツやわ」と話すことで,いつもは喧々諤々とした雰囲気になるところが,必要以上に感情的になることもありません。

86(はる)でもこの6月から小集団学習(2~3人)にカリキュラムを変更させて頂きました。
「魚を与えるのではなく,魚の採り方を教える」ことを目的としてスタートした小集団ですが,前述の話のほか,コミュニケーションがお互いに取れるようになったり,他の人がどんな考えを持っているのか聞こうとしたり参考にしたり,「人と関わる」ことが増えてきています。

発達凸凹の子ども達は,人と関わるのが苦手だと言われますが,「関わりたい」気持ちはもちろん持っています。
ただ「関わり方」を知らないだけなのです。

子ども達一人ひとりの力がどのような環境だと発揮しやすくなるのか,これからも試行錯誤を繰り返しながら,見つけていきたいです。

当塾の「全集中トレーニング(運動プログラム)」の様子です!

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