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「むにむに」

第400号 好ましい行動を増やすABA(応用行動分析学)

2021年04月27日

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU・親子DE発達凸凹86(はる)児童指導員の谷口啓子です。

新緑が美しい季節になってきました。
4都府県で緊急事態宣言が出され,またMOYU・86(はる)のある石川県も,過去最多のコロナ感染状況となっています。
少しでも早い収束となるよう,自然のエネルギーをいただきながら,できる予防策を取っていきたいと思っています。

さて,今日は「ABA=応用行動分析学」についてお話させてください。

ABAは自閉症をはじめとする発達障害の療育に高い効果があり,アメリカでは全ての州で医療保険の対象,カナダでは大部分の州で公費で実施されています。
弊所86(はる)でも,療育として取り入れさせていただいております。

ABAは,「行動の直後に,自分にとって良い刺激=強化子があると,行動を繰り返そうとする」という性質を使います。
好ましい行動,増やしてほしい行動(学習スキル,生活スキル,コミュニケーションスキルなど)は,スモールステップで小さな達成を繰り返し,どんどんほめて行動を増やします。
反対に問題行動は,声をかけたりせずに,行動は減らしていきます。

私自身,新米教師だった時(そんな時代もあった!)子どもがすねたり泣いたりすると,「かわいそう」と思い学習量を減らしたりすることがありました。
しかし,その子の行動は減ることはなく,学習から逃げることが癖になってしまいました。
今なら分かりますが,その癖をつけていたのは,私なのです。
「泣けば,勉強しなくていい」ということを学習させてしまっていました。

私たちはいつの間にか,お子様に対して「誤学習」をさせている可能性が高いです。
そして,そのできない事だけを見て「何でやらないの!!!」と必要以上に叱っている可能性が高いです。

行動は「生まれてから身に付けたもの」です。
お子様の行動で,何をほめて増やすとよいか,何を減らすとよいか,まずは整理してみませんか?

当塾の「全集中トレーニング(運動プログラム)」の様子です!

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