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「むにむに」

第353号 毎日の生活の中での時間の概念について

2020年12月5日

皆様,こんにちは。
親子DE発達凸凹86(はる)児発管の四登登美子です。

12月に入り、そろそろ初雪の便りが聞こえてこようとしています。
皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
これから、インフルエンザ,風邪,コロナウィルス等、大変な季節を迎えようとしています。
くれぐれもご自愛下さい。

さて、先日,あるお子さまと話をしていた時のことです。

「今日は何月何日ですか?」
と尋ねました。
「・・・・・。12月・・・? ににち」
「合っていますよ。ににちの他の言い方知っていますか?」「ふ・・つ・・?」
「ふつか」
「ふつか、知ってるんですね。エライ!」

時間の概念というのは物の様に目に見えません。
そのためとても難しく捉え所が無いのです。

行動の切り替えが出来ず、困ってしまうのも時間が目に見えない事が原因かと思います。
では,どうするとその目に見えないものを自分のものにできるのでしょうか。

お子様は,幼稚園や保育園、こども園で毎日のようにお帳面に貼る出席シールから「今日」という言葉を知ります。
「明日」「昨日」から「1週間」「1ヶ月」,「月の名前」「季節の名前」を遊びながら自然に覚えていくのですが、中にはお子さまの特性により、難しいこともあります。

毎日の生活の中で、お子様に分かりやすく、前もって何段階に分けて伝える(5分前、3分前、カウントダウン)ことで、行動を切り替えることが可能になって来ます。
出来た時には,お子様本人にとって何か良いこと(好きなシールを貼る、小さなおやつ等好きなものをあげる)を示すのも一つの方法かと思います。

タイムキーパーを使うことも、視覚的に有効な方法のひとつです。

見通す事が難しい「時間」をコントロールできるようになると、スケジュールに沿った生活を送る事ができるようになります。
ぜひ,取り組んでみませんか。

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