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「むにむに」

第154号 ご自分やお子様の不得意を知ろう ~ 忘れ物が多いお子様編 ~

2019年06月22日

皆様、おはようございます。
発達凸凹学習塾86(はる)担当講師の中村百香です。

皆さんは、自分の「得意」「不得意」を知っていますか?

今すぐに思いついた人は、メタ認知が高い人です。
6月15日のブログ「メタ認知を高めよう」について、もう少し掘り下げ、自身の経験も交えて、お話させて頂こうと思います。

私の得意なことは、絵を描くことや細かい作業をすることです。不得意なことは、物事を覚えておくことです。

私は小学生、中学生の頃、よく忘れ物をしました。忘れ物が多いということは、注意欠如多動症(AD/HD)の特徴の一つでもあります。私は、“注意する”という部分に凹があったのでしょう。
小学生の頃は、よく体操服や図工で必要な物などを忘れていました。一番記憶に残っている出来事は、ランドセルを忘れて登校した日のことです。
中学生になっても、部活のシューズを練習試合の度に忘れていました。その都度、父に届けてもらったことを思うと、随分迷惑をかけたと思います。

そのような経験を何度もし、高校、大学と過ごすなかで『どうしたらよいのか』を、自分なりに考え身に着けていきました。

社会人になった今では、忘れそうなことや自分がしなければならないことは必ずメモを取ります。そして手帳や携帯のスケジュール帳にも書き込みます。このように、視覚で何度も確認できるようにすることで、大切なことを忘れてしまうことは大幅に減りました。

自分の不得意を知り、それを自分に合った方法でクリアしていくこと(メタ認知を高めること)が、自立して生きていくことに繋がります。
自分はもちろん、凸凹のあるお子様の不得意なことを、保護者の方々や周りの大人がしっかりと把握することも大切です。把握することで、その子へ正しい援助や手立てができます。

まずはご自分やお子様の不得意なことを知られたら良いですね。

どうぞ、保護者の方が考えを広げ、お子さんを受け入れてもらえたなら、笑顔いっぱいの「むにむに」が生まれるでしょう。
たくさんの「むにむに」が生まれるように、私共も頑張ります。

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