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「むにむに」

第128号 視覚優位には… ~ 金沢から発達障害について考えます ~

2019年03月30日

皆様,おはようございます。
発達凸凹学習塾86(はる)担当講師の谷口一登です。

新元号が発表されるまで,あと2日。
思えば31年前,当時の小渕官房長官が「平成」と墨書された額を掲げていたのを昨日のように思い出します。
さて,色んな予想が飛び交っていますが,新しい元号はどうなるでしょう?
何はともあれ,「平成」「昭和」と2世代前の人間になってしまうことが,何だか微妙なこの頃です。(笑)

先日,通塾されているお子様の様子で,こんなことがありました。

そのお子様は,目で見た情報が入りやすいという特性(視覚優位)があります。
事実,非常に難しいパズルを次々と作り上げることができ,20分以上も集中して,初めてにして一番難しいレベルの絵を完成させました。
これは,正直大人でも難しいと思うので,すごいことです!
目で見た手本通りに,パズルを組み上げる… 正に視覚からの情報が入りやすいのです。

そんなお子様に,「カードゲームをしよう!」と誘ったのですが,「嫌,やりたくない!」のひと言。
よく聞くと,「ルールがよく分からない」からでした。
これまでも,色んなカードゲームに誘われたのですが,ルールを聞いても分からない。分からないうちにゲームが始まり,進んでいくため,ちっとも面白くない!というのです。

そこで,ゲームのルールを視覚化してお子様に見せることにしました。
すると,どうでしょう。
二言目に「面白そう!早くやろう!」と言ったのです!
先日提示した同じゲームなのに…。

そういえば,前回提示した時は,ルールを口で伝えただけでした。
つまり,そのお子様は,聞くこと(聴覚)から情報を得ることが,苦手だったのです。
一般論ですが,視覚優位の方は,聴覚からの情報を得ることが苦手だと言われます。

その後は,互いにカードゲームをノリノリで楽しみました。

86(はる)では,お子様一人ひとりの特性に合わせた指導を行っています。
もしかしたら、伝え方を変えるだけで、お子様の「わかった!できた!」が増えるかもしれませんね。

学習を終えた後の「楽しかった!」というお子様の笑顔が,何より嬉しいと感じる毎日です。

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