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「むにむに」

第91号 思いを吐き出す ~金沢から発達障害について考えます~

 

皆様、おはようございます。
代表 小坂治美です。

先月31日に、MROテレビ「レオスタ」で、弊社の親子DE発達凸凹学習塾86(はる)が放送されました。
とても長い時間放映されました。
有難い限りです。

その反響が大きく、問い合わせや質問も、たくさん寄せられました。
その中で、何件か気になったことがありました。
それは、発達凸凹のお子様の保護者様は全く意識が無いけれど、祖父母の方が気に留められ、相談頂くということです。
「全く意識が無い」とは、もっと詳しくいうのなら、「発達凸凹だと自覚はあるけど、何もせずに自然な状態で育てたい」ということです。
この傾向が、少なくありません。

それは何故でしょう。

私は、次のように思います。

もしかしたら、祖父母の方の言葉に、何か「劣等感」を感じさせる言動があるのかもしれません。
親子でも夫婦でも、全てを言えないのは、珍しいことでもないからです。

私も、経営をしていて、誰にも言えない事はたくさんあります。
それを、言ったからといって、私の気持ちを分かってもらえないし、相手も経験が無いから私の大変さは分からないのです。

それにもかかわらず、何かあればアドバイスが出たり、自分が頑張っているなど主張ばかりして、本当の意味(それぞれの立場に応じた)で助けてくれようとはしない。
これだから、半ば諦めの気持ちにもなるのですよね。

私は親御さんには「まずは思い切り吐き出して欲しい」と願います。
その内容がどんな内容であっても、自分の思いを吐き出すのです。

うちの講師にはいつも言います。
「話を聞いてあげて!」と。

吐き出してからしか、動けないのが人間です。

子育ては、会社経営と違い、たくさんの人がアドバイスをしたがります。

そんなもの要らない!うるさいわ!って、感じになるのかなぁ。

それでも、自分が自分で居られる「場所」があれば、人は頑張れるようになります。

ペアレントトレーニングも大事だけれど、もっと大切なものは、親御さん、特にお母さんの心のバランスです。

入塾なんて気になさらずに、一度覗いてみてください。

もしかして、思ったよりか楽な気持ちで出入り出来る場所かもしれません。

あくまでも、祖父母の方を悪いと言ってるのではありません。
人は、辛くなればなるほど、トンネルに入ってしまうのです。
そのトンネルに向かって、叫べば叫ぶほど、声が響いて何を言っているのか聞こえなくなります。
まさにそんな感じだと理解して頂けたなら、有難い限りです。

どんなことも、笑って受け止められたら幸せですね。

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