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「むにむに」

第588号 運動が苦手な子への配慮

皆さま、こんにちは。親子DE発達凸凹86保育士の藤田です。

 

秋晴れの爽やかな気候のもと、運動会が行われる園や学校も多い事だと思います。

学校行事やその練習に張り切って参加するお子さまもいれば、嫌がるお子さまも見られます。

原因は、子どもによって様々です。まずは子どもの様子をよく観察し、「何が苦手か」を明らかにすることが大切です。

 

発達障害の子に多くみられる『感覚過敏』

感覚過敏は予定変更が苦手で、できる限り変化のない状況を好み、同じことを繰り返すことで安心を得ます。

運動会練習で時間割が変更したり、様々なクラスの子どもたちと運動会練習を行なったり、イレギュラーな事が増すと、感覚過敏のある子のストレスも一緒に増えていきます。

さらに、練習の中で生じる立ち位置の変更や、動きの変更などに、臨機応変に対処しなければなりません。

心身ともに疲れてしまいますね。

 

そのストレスを緩和する方法として、【いつ・どこで・誰と・何をするか】という見通しを立てることが大切です。

突然の予定変更は、お子さまへのストレスを増すので、当日までの1ヶ月分の練習日程などを事前に先生に確認し、伝えてあげます。

 

ご家庭でも、練習日程をお子さまと確認したり、日程を終えるごとにシールを貼ったりしながら、当日までの練習期間を家族で一緒に楽しみにするのもいいですね。

見通しの持てない不安がありながらも、「先生や親は、自分のことを理解してくれている」という安心感があれば、自ら「やってみようかな」となる日もあります。

保護者の方も、おうちに帰ったら、「今日も良く頑張ったね」とたくさん褒めてあげてくださいね。

たとえ途中で辞退してしまったとしても、「みんなのこと、応援できたね」「行進のところ、かっこ良かったよ」というように、‟できたこと”に目を向けて、成功体験を積み重ねられるようにしましょう。

運動会が、みんなの楽しい思い出になりますように!

 

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