「むにむに」
第58号 その子その子に合わせた環境作り ~ 金沢から発達障害について考えます ~
皆様、おはようございます。
代表 小坂治美です。
引き続き、西日本豪雨災害に遭われた皆様の復興を心から願っております。
さて、今日は子育てについて話させていただきます。
私は、二人の娘がいます。
早いもので、先日、上の娘は28歳になりました。公務員で、独身。
下の娘は、年子で保育士をしております。来月に結婚致します。
娘達は、とても働き者で、一見何も問題が無いようにも思えますが、私が、発達障害について、いろいろ学んでいくうちに、やはりこの二人にも要因があるなと思うばかりです。
上の娘は、ASD(アスペルガー)傾向が入っていると思います。
とにかく「あー言えば、こう言う!」。実の父親(私の主人)でも「はぁー、(こいつの相手は)疲れるわぁ〜」と言ってます。
下の娘は、ADHD 傾向!半端ない忘れ物女王 f^_^;
小学生の頃は、どれだけ忘れ物をして、主人が学校まで届けたか…もちろんランドルをです。
人に迷惑を掛けなければ、問題は無いのですが、知らないところで迷惑をかけてしまうケースが、社会人になれば多くなります。
幼い頃から、「そのうち治るから」と安易に考えず、少しでも「大丈夫でしょうか?」と相談してもらえるといいかと思います。
なぜかというと、世の中のイジメは、些細なことから積み重なって起こるケースが多いからです。
昔と違い、学校から帰っても、学童という学校と変わらない環境で時間を過ごし、息抜く時間など今の子達にはありません。
その環境で問題のない子は良いのですが、少しでも発達障害の要因がある子には、とても辛い時間に感じてしまうことは間違いないでしょう。
その子その子に合わせた環境づくりによって、劣等感の少ない子に育って欲しいものです。
私の主人は、子どもの為に、当時勤めていた会社を辞め、私の実家である畳屋を継いでくれました。いつでも子ども達が帰ってくると、「お帰り」と迎えてくれた事で、二人が真っ直ぐ育ったと思っています。本当に、主人には感謝しております。
実家と言っても、修行中は月10万の給料しか出ず、それが5年間!
あの頃は、私も死ぬ気で働きました。
今では、いい思い出です。
どうぞ、保護者の方が考えを広げ、お子さんを受け入れてもらえたなら、笑顔いっぱいの「むにむに」が生まれるでしょう。
たくさんの「むにむに」が生まれるように、私共も頑張ります。