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「むにむに」

第562号 みんな発達凸凹の傾向はあります!

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU塾長・公認心理師の谷口一登です。

 

先日,文部科学省から「発達障害の可能性があり,特別な支援が必要な小中学生は通常の学級に8.8%,11人に1人程度在籍していると推計される」という調査結果が公表されました。
前回10年前の調査(6.5%)から,増加している結果となりました。

 

「発達障害である」という診断は,お医者さんしか出すことが出来ません。

では,診断がない(そもそも受診すらしていない)から「発達障害ではない」=「安心である」といっていいのでしょうか?

実は,発達障害であるかないかは,ちょうどスペクトラム(症状があいまいな境界をもちながら連続していること)状になっていますので,どこからどこまでが境界線かどうかは,はっきりしていません。

 

 

ですので,診断は出ていないけれど…というグレーゾーン(境界域)のお子様が一番困ってしまうことになるのです。
ぱっと見た感じでは分からないので,通常のお子様と同等な対応をされると,指示が通らなかったり,全体像が見通せなくてパニックになったりと,とても困ってしまうのです。

 

 

人には,必ず得意不得意があります。それが発達凸凹です。凸凹の無い人間はいません。

その凸凹が非常に顕著に表れ,日常生活などに支障を来すようになると「発達障害」という診断が出ます。

凸部が突出していると「一芸に秀でた」と言われるようになります。

ですので,お子様の凸部(好きなこと,得意なこと)をいかに小さい頃から見つけて,伸ばしてあげることが自己肯定感の高まりにも繋がります。それが,将来の生業になると,こんなに素晴らしいことはありません。

 

発達凸凹の傾向は,どんな人にも必ず見られます。
それを「個性」と捉え,前向きな人生を送られるようになると,本当に人生は豊かになります。

どうぞ,お子様の凸部を早く見つけてあげて,ぜひ伸ばしてあげる環境をつくってあげて下さい。

 

学習塾MOYU・発達凸凹86には,公認心理師・特別支援教育士が常駐しており,発達検査(知能検査)も自社で行うことができ,それを直接指導に生かすことが出来ます。発達検査を行うことで,お子様の得意不得意(凸凹)の傾向を知ることが出来ます。

また,様々な体験活動や合宿などを通して,お子様の得意を見つけるきっかけを提供しております。

どうぞ,詳しくはお問合せ下さい。

 

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