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「むにむに」

第517号 いちゃもん期の対応策

こんにちは。86&MOYUの谷口啓子です。

 

皆さんは「いちゃもん期」という言葉聞かれたことありますでしょうか。これは第二次反抗期と重なり,大人に対して,言いがかりや難くせ,無理難題をふっかけてくる時期のことです。早い子では9歳ごろから現れます。自分が正しいと言わんばかりの態度が毎日のように続くのですから,保護者様からも「頭が痛くなる」と疲弊のお声をよくお聞きします。実はこれまでの親子の関わり方が全て出るのが「いちゃもん期」でもあります。いちゃもん期をいちゃもん期で終えられるのか,それとも今後のお子さんの人間関係づくりに影響を与えてしまうくらいの大きな問題になるのかは,この時期の関わり方や経験が大きく左右するのです。

また,この時期はメンタルの不安定さからゲームやスマホ,YouTube,学習,親などに依存してしまう傾向が非常に強くなります。とくにゲーム依存についてはWHOも「ゲーム障害」として国際疾病として認定しているほど依存性が高く,治療が必要になるケースも後を絶ちません。

    私にも「いちゃもん期」はありました。学習で好成績が続くようになると,「自分はエライ」という考え方になり,人間として大変アンバランスな時期でした。ことあるごとに家族に言いがかりをつけていましたが,それを親という圧力を使って徹底的に潰されにきていましたので,温かい家族とは縁遠い世界でした。その一方で,勉強が承認欲求を満たし,他の辛いことを考えてなく良い逃避の場にもなっていたのでひたすら勉強をしていました。私の場合は「勉強依存」でした。勉強で結果が出なくなるとこの依存はすぐに断ち切れたのですが,この時期に大切な人間関係づくりや自分が何が好きで何が得意なのかを見つめることは全くせずに過ごしたので,いざ社会に出たら大きな躓きばかりしていました。

 

ピンチはチャンスと申しますが,「いちゃもん期」の乗り越え方でお子さんも保護者様もその後は全く変わってきます。

①ご自身のメンタル状態を知る

②お子さんの状態を把握

③ルールとスモールステップの確立

④依存している「モノやコト」に頼らないで楽しく生活をする方法

これらが,具体的であればあるほど,振り回されることは少ないです。

 

代表小坂治美による10月29日(土)ママトレ特別講座では,終了直後から活用できる乗り越え方をご提案させていただきます。小坂の特別講座は,例題も豊富で,参加者の方の実生活にマッチしたオリジナル提案をさせていただいていますので,毎回好評いただいています。

環境や社会の変化が著しい中,大人だけではなく子どもたちも先行きの見えない「不安」が常にあります。そこに加えての「いちゃもん期」。不安ばかりを見る「クセ」を減らし,目の前にある幸せを再発見する時期になったならば,家族の笑顔の時間が増えるのだろうな,と当塾は考えています。

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