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「むにむに」
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第509号 保護者様の切実な後悔
2022年07月26日
皆様、こんにちは。
学習塾MOYU、発達凸凹86(はる)保育士の中村百香です。
7月も早いもので、最後の週となりました。
小学校は夏休みがスタートしたかと思います。
体調管理に気をつけて、思いっきり夏休みを楽しんで下さいね。
先日、「強度行動障害」の研修を受けさせて頂きました。
「強度行動障害」とは、自傷行為や物を壊すなど、 周囲の人に影響を及ぼす行動が多く、 特別な支援が必要な状態を言います。
2日間に渡る研修でしたが、1番印象に残ったのは、 強度行動障害をもつお子様の保護者様によるお話しです。
その方は、 お子様が生まれた時から現在に至るまでを詳細にお話しして下さい ました。
そして『最後に一つ、20年前の自分に言いたいことは、「 もっと早くに自分が相談できる場所を見つけなさい」 ということです』とおっしゃられました。
「あの中学生の時に、自分が我が子にはできないと思い込み、 適切な対応をとれなかったことを物凄く後悔しています」 ともおっしゃっていました。
泣きながら訴える姿に、わたしも胸が痛くなりました。
その方は幼児期、 学童期になかなか適切な対応をとることができず、 成人してからお子様が警察のお世話になることも出てきて、今、 お子様は施設に入院しながら治療しているそうです。
保護者様は幼児期からのお子様との関わり方で、 お子様の言いなりになるだけになり、 我が子を止めることができなくなっていたと…。
このお話しを聞いて、 改めて発達障害のあるお子様への早期対応の大切さを痛感しました 。
きっと、この方も早期から療育をしっかりと受け、 保護者様もお子様との適切な関わり方を学んでいたなら、 現在の状況は違っていたと思います。
幼児期、学童期に適切な対応をとれなかった場合、中学生、 高校生、成人期に強度行動障害(自傷他害行為など) が顕著に現れるといった、厚生労働所のデータもでています。(※ 下記画像参照)
私達86は、
少しでもそういった将来悲しい親子関係になってしまう方々を減ら したい!
お子様も保護者様も毎日笑顔で穏やかに過ごしてもらいたい!
という思いから、日々療育やママトレを一生懸命に行っています。
どうか一人でも多くのお子様や保護者様を救うお手伝いができたら いいなと思います。