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「むにむに」

第475号 本を読んで落ち込んだこと

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU・発達凸凹86(はる)児童指導員の谷口啓子です。

進学進級の春。お子様の一年の成長をふりかえる季節となりました。
日々の不安な状況のこんな時だからこそ「今」を大切に,子ども達に祝福のメッセージとエールを送りたいですね。

さて,今回も私のエピソードをお話させていただきます。
最近保護者の方より「ブログ読んでます」と聞くことが増え,大変うれしい気持ちになります。
私にとって何よりの強化子です。

皆さんは,例えば子育ての本を読んで,それを実践しようとするものの,上手くいかず落ち込んだ経験はありませんか?

私は30代の10年近く「うつ」のため仕事もできないし,家庭においてもふさぎがちな時期がありました。
本当に多くの方に迷惑をかけたと思います。
なんとか早く脱出したいという焦りが常にあり,「うつが治る」と書かれている本があれば,片っ端から読んでそれを実践してみました。

初めは新鮮味もあり「今度こそできるかも」と思うのですが,自分の体調の浮き沈みが伴うと,それだけで「もうだめだ,私には無理」と挫折するのです。
本を読むことで,尚落ち込んで必要以上に自暴自棄になったこともありました。
今思うと「本」で何とかなる時期ではなかったのです。
今になってその頃の本を読み返すと(もちろんご自身で何とかなる方もいらっしゃるかもしれませんが),「うつ」がドクターを必要とする病気であり,やはり専門的な視点のある方にサポートしてもらうことが必要な時期だったことを痛感しました。

本には,悩みに対しての成功例が乗っています。
しかし,その成功にたどり着くまでには掲載されていないたくさんのハードルがあったことも,今の私ならわかります。
誰がそばで支えてくれたか,誰がそばで応援してくれたか。

ですので,皆さんも本の通り,講演会の通りうまくいかなくても落ち込まないでください。
一人ひとりの環境が違うのですから。

あなたが,「今を変えたい」という思いをもっていらっしゃるなら,客観的に提案してくれる人や場所を持つことをおススメします。
そして「焦らず,慌てず」です。

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