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「むにむに」

第465号 福祉の力

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU 塾長の谷口一登です。

コロナ禍による小中学校の休校措置が後を絶ちません。
当塾・放課後デイでも,部屋や机椅子など物品の消毒はもちろん,定期的にスタッフ全員がPCR検査を受検しております。
ご利用の皆様に,安心して来所頂けるよう全力を尽くして参ります。

さて,我が家のことについて書かせて下さい。

私の両親は高齢で,半年ほど前まで,2人暮らしをしておりました。
ところが,先日,母が転んで股関節を骨折し,入院を余儀なくされました。父は認知症がかなり進んでおり,母が転んだことも,入院したことも覚えていませんでした。
「お母さんは何処におるんや?」と繰り返す父を一人にしておくこともできず,姉弟3人が交代で実家に寝泊まりし,父の寝食の世話をしばらく続けました。
しかし,そんな生活が長続きするわけありません。私たちの日常生活にも支障が出始めたのです。
仕方なく,父にはグループホームに入ってもらうことになりました。

今はコロナ禍のため,基本,父とは面会すらできません。
ホームでの父の様子は,「家に帰りたい」と日々所内を徘徊しているようですが,職員の方々が非常に丁寧に対応して下さっています。
あれだけ少ない人数で,これだけの重労働を…と思うと,本当に頭が下がります。
感謝しかありません。

「福祉」とは,ゆくゆくは私たちもお世話にならなければならない道であり,人間愛だと思います。

私たちは,児童発達支援・放課後等デイサービスと福祉に携わる仕事をさせて頂いております。
恥ずかしながら,教員をしていた頃は「児童発達支援」「放課後等デイサービス」どちらのことも知りませんでした。保護者の方との対応も,自分中心だったと思います。
福祉を利用される方は,何らかの理由で困っている方たちです。そんな方々に寄り添った対応を心掛けていかなければならない…と,父の対応を見ながら心に刻みました。

石川県の福祉は,まだまだ他地域と比べて遅れています。
これからも,福祉への理解を広げ,サービス向上に努めていきます。

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