Blog あきらめるブログ
「むにむに」

第427号 行動は生まれてから身に付いたもの

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU,発達凸凹86(はる)児童指導員の谷口啓子です。

先日より,大雨が続いており引き続き注意が必要です。
災害が酷くならないことをお祈りいたします。

さて,夏休みも後半戦。お子様の宿題の進み具合はいかがですか。
自由研究や工作,読書感想文など,あと少しといったところでしょうか。
日々のお忙しい中,期日に間に合うようにサポートされてる保護者の皆様,もうひと踏ん張り頑張っていきましょう!

ところで,当事業所及び塾をご利用のお子様の学習への取り組み姿勢を見ていて,最近感じることがあります。

苦手な問題にぶつかると,
(1)やらなきゃいけないことは,とにかくやる。そのために先生に質問する。
(2)やらなきゃいけないことは,分かっている。でも,先生に聞くことが苦手なので,来てくれるのを待って取り組む。
(3)難しいことはしたくないので,取り組まない(怒り出す。しゃべらなくなる。ムスッとする…)

幼いお子さんには(3)の場合もよくあります。
しかし,スモールステップで課題を用意すると出来るようになっていきます。
この積み重ねで「そういえば,最近イヤイヤ言いながらも取り組むようになってきたね」と変化が見られます。
しかし,大きな学年のお子様になると,そう簡単にはいきません。

実は,これら全ての行動は,そのように振舞うことで「メリット」があったから学習されたものです。

例えば,(1)の場合,先生に聞くことで分かるようになり,問題解決出来る喜びを味わえています。
(2)の場合,自分から質問しなくても声をかけてもらえる「楽さ」があるので,よほどの要求でない限り,言葉でのコミュニケーションは取ってきません。
(3)の場合は,ちょっと困りものです。取り組まない姿勢をとることで,問題解決しないでも済む,こちらも「楽」を得られてしまっています。
これら全て,周囲の大人の関わり方から出来上がった行動です。

この姿勢は,今後大人になっても変わることはありません。
もちろん本人が意識すれば変えていくことはできますが。
しかし,少しでも早いうちに「好ましい行動」が取れるようになった方が,お子さんにとって「将来が楽」になると考えます。

行動は,生まれてから身に付いたものです。
私たちの関わり方を変えれば,お子様の行動は変わっていきますよ。

当塾の「全集中トレーニング(運動プログラム)」の様子です!

お気軽にご相談・
お問い合わせください

Homeあきらめるブログ「むにむに」第427号 行動は生まれてから身に付いたもの