「むにむに」
第393号 新しい試み
皆様,こんにちは。
親子DE発達凸凹86の児発管の四登です。
今年の桜は例年より早く、凸凹86の玄関にも桜吹雪が舞い込んできます。これからは八重桜や枝垂れ桜の季節になり、あと少し桜の花を愛でる事が出来そうで嬉しく思います。
さて、今回は合理的配慮について少しお話をさせて下さい。
ある中学生のお子さまのお話です。
お子さまには書字についての凸凹がありました。一年後に迎える受験について,合理的配慮を受ける事が出来ないかというお母さまから相談があり、凸凹86では方法を探し始めました。
まず最初に専門家の方にメールでうかがわせて頂きました。そこで、時系列に沿ってやらなければならない事を細かく教えて頂き,それに沿って、ひとつひとつをクリアしていきました。その中で、合理的配慮を受ける為に,本人が頑張ってテスト(STRAW-R 標準読み書きスクリーニング検査)を受ける必要が出てきたのです。
これまでは興味が向かず,なかなか実力を表さないお子さまでしたが、今回は違いました。何故ならご本人には将来就きたい仕事があり、そのためには進みたい高校が決まっていたからです。テストを途中で放棄せず真剣に取り組んでいたそうです。そのテストの中から私ども86で向き合う方向性も明らかになって来ました。
その後は、お母様、相談支援員さん、校長先生、担任の先生、凸凹86など色んな人の輪と、その中心にはご本人、という形で合理的配慮を受ける準備が整いました。
受験まで11ヶ月あまり、方向性を確認しながらお子さまの実力を高める事ができるよう、連携をして頑張っていきたいと思っています。
私たちもこの一件を通していろんな事を学ばせて頂きました。これからもお子さまと関わりながら私どもの仕事について考えて行きたいと思います。
さあ、新しい試みの始まりです!!
当塾の「全集中トレーニング(運動プログラム)」の様子です!