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「むにむに」

第324号 指示に従う ~ 小1プロブレムについて ~

2020年09月22日

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU,発達凸凹86(はる)児童指導員の谷口啓子です。

4連休いかがお過ごしでしょうか。
1カ月前の暑さがウソのような涼しい季節となってきました。過ごしやすい時期になってきましたね。

皆様は,「小1プロブレム」という言葉をご存知でしょうか。

小学校に入学した1年生が,新しい環境に馴染めず,集団行動ができない,周りとは違う行動をしてしまう,授業中座っていられない,立ち歩く,先生の話を聞かない,という状態が継続する問題です。
入学直後の4月からしばらく続くことがあります。
今年は,コロナ渦でスタートが6月になりましたが,授業中に落ち着かない様子が夏休み前まで続いていたと聞きました。

このような行動を取ってしまわれるお子様の中には,「指示に従う」ことを身に付けていない様子が見られることがあります。
「わかっているけどやらない」「その気になればできるけど,気が向かないとやらない」
これでは,落ち着かないだけでなく,元々持っている能力を十分に引き出すこともできず,学習に遅れが出てしまいます。

幼稚園や保育園は「遊びを通した学び」がメインでしたが,小学校は「教科に沿っての学習」になります。
各教科に分かれての学習は,興味のひかれるものばかりではありませんので,そうしたときに,「指示に従う」ことができていれば,学習が進むにつれて「面白さ」を見出すことができます。
これは大人になって社会に出ても同じことです。

発達障害・グレーゾーンのお子様は,「指示に従う」ことの困難な傾向が大きいと感じています。
ぜひとも,早い段階で,遅くとも小学校に入学するまでに身に付けるトレーニングをされることをおススメいたします。

まずは,指示に従えたら褒めることです。
どんな小さなことから始めても大丈夫です。
褒めてもらえる=自分にとってプラスであることがわかれば従いやすくなります。

次に指示の出し方を変えます。
お子様に伝わりやすい方法に変えていきます。
短い言葉で具体的に伝える,絵や写真で伝える。もちろんそれも従えたらほめてあげてください。
指示は,お子様を自分の思い通りにコントロールするものではありません。
しかし,指示に従いできることが増えると,お子様にとっても大変うれしいものです。

発達障害グレーゾーンのお子様との関わりは簡単なものではなく,その中で指示に従わせることは非常に根気の必要なことです。
しかし,それができるようになると,本人がはもちろん,ご家族の皆様も楽になります。

学習塾MOYUや親子DE発達凸凹86でも,様々なプログラムをご用意しております。
どうぞ一人で抱え込まずに,一緒に解決策を見つけていきましょう。

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