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「むにむに」

第29号 まわりに理解してもらえず…

2018年04月3日

皆様、おはようございます。

先日、とある親子が、発達凸凹学習塾86(はる)の無料体験学習会に参加して下さった時のことです。

お母さんは、小学2年生の息子さんに育てにくさを感じ、当塾に見えられました。

学習会が終了してから、アンケートをお願いし、その内容を送ってもらいました。
そして、息子さんにも「大変なこと」と「ホントは出来るようになりたいこと」を、聞いてもらったのです。

その内容が、これです。

「大変なこと」は、
・国語の授業で、1日に何度も同じ文章を読むこと。
・算数では、塾で習ったことをまたやるのがイヤ。
・先生に質問しても「順番だから。」と、答えてもらえない。さらに、順番も回ってこない。だから、分からないまま。国語は特に。
・休み時間に、みんなが遊んでくれない時がけっこうある。「混ぜて!」と行くと、「途中参加は無理!」と断られる。だから、1人で砂場に行ったり、雨が降っていたら席に座ってボーっとしている。
・テストの時に、話したり動いたりしたらダメなのが退屈。イジイジする。だから、答案用紙にグシャグシャって書いちゃう。

また、「出来るようになりたいこと」は、みんなと遊びたい、だそうです。

てっきり、ひとりで遊ぶのが好きなんだと思っていました。
とても切実な彼の願いなんだ…と思い、辛くなりました。

この内容は、もちろん、ブログに載せる事を保護者の方に承諾頂いております。

私は、この内容を見て、うちの担当講師に「学校は、何て言っているかをお母さんに聞いた?」と尋ねると、驚きの返事が返ってきたのです。それは、
「学校の先生からは、「大丈夫」としか言われない」という事でした。

愕然としました。
小学校の先生には「子どもの将来」なんかは、関係ないのか?と、怒りさえ覚えました。

この息子さんの作文を読んで、また驚いたのですが、その内容が、かなりレベルの高いものだったのです。

この子を、将来の天才にしてあげたい!
私は、そんな思いでいっぱいになりました。

その子その子の「得意」を見つけ、コミニュケーション能力を高めていけば、素晴らしい世界が待っていると思いました。

お母さんも、前向きでとても素直な方です。

この親子を、私達が、どれだけサポートできるか…
学習指導も、もちろんですが、「得意」を見つけられるように、いろんなことに参加して頂きたいと思います。

どうぞ、保護者の方が考えを広げ、お子さんを受け入れてもらえたなら、笑顔いっぱいの「むにむに」が生まれるでしょう。
たくさんの「むにむに」が生まれるように、私共も頑張ります。

 

紹介した小2男の子の絵

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