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「むにむに」

第207号 「読む・書く」のつまずきについて ~ 金沢で発達障害・グレーゾーンの学習塾をしています ~

2019年10月8日

皆様,こんにちは。
学習塾MOYU・発達凸凹学習塾86(はる)塾長の谷口一登です。
 
この土日も,東京にてSENS(特別支援教育士)の免許講習会に参加してきました。
今回は「読む・書く」の指導について学んで参りましたので,少しご紹介します。

「読む・書く」のつまずきは言語によって現れ方が異なり,日本では著しい困難を示す(ディスレクシア)児童生徒は2.4%(約17万人)と言われています。
半面,アメリカではディスレクシアの発生率が10%以上もあるそうで,その原因のひとつは,「綴りと音の対応関係(例えばhighは「ハイ」と読み綴りますが,ghは発音しない等)」だと言われています。

さて,日本語での「読む・書く」のつまずきは,「読み書き障害タイプ」「書字障害タイプ」「ADHD(多動衝動)タイプ」「ADHD(不注意)タイプ」の4つに分かれます。
それぞれの特徴をあげると,
「読み書き障害タイプ」
・就学前から,ひらがなに興味を示さず,読みの覚えが悪い
・ひらがなを覚えても,逐次読み(意味を考えず,文字を一文字ずつ読む)になる
・拗音(きゃきゅきょ等)や促音(っ)等の特殊音節を含む言葉が正しく読めない
・読みから漢字を想起できない

「書字障害タイプ」
・形の似ている字に読み誤る
・文字の読み飛ばしや,行飛ばしがある
・鏡文字を書くことがある
・漢字の部首の大きさや配置のバランスが上手く取れない

「ADHD(多動・衝動)タイプ」
・速く読み過ぎて,読み誤りが多い
・文字の読み飛ばしや,行飛ばしが多い
・ゆっくり書けないため,書字が全体的に乱雑である
・枠からのはみ出しが多い

「ADHD(不注意)タイプ)
・読みのスピードが遅い
・読み誤りが多い
・かな文字の不注意な書き間違いがある
・濁点の書き忘れ,促音の付け忘れがある

私も現役の教師だった頃,クラスの中に,このようなお子様が居たことを思い出します。
2.4%ですので,2クラスに1人程度の割合になりますので,不思議ではありません。
でも,今思うと,20年以上前は「とにかく書いて覚えなさい!」と,ひたすら練習させることが当たり前のように行われていました。
今では,お子様が覚えたくなるような方法を見つけ、指導を行います。

「うちの子,ひょっとして…?」と思ったら,ぜひご相談下さい。
当塾では無料相談(60分)も行っております。
お子様のこと,ご一緒に考えさせて下さい。

また、姉妹塾の学習塾MOYUでは、入学前準備「年長コース」で、文字の学習も行なっております。

早期対応することで、お子様が自信をもって活躍できる場を作ってあげることが出来ます。

どうぞ、保護者の方が考えを広げ、お子さんを受け入れてもらえたなら、笑顔いっぱいの「むにむに」が生まれるでしょう。
たくさんの「むにむに」が生まれるように、私共も頑張ります。

 

86(はる)では、ペアレントトレーニングのムービー講座も開講しておりますので、ぜひご覧ください。

★ムービー講座「ペアレントトレーニング ダイジェスト版

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