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「むにむに」

第197号 穏やかな時間 ~ 金沢から発達障害について考えます ~

皆様、こんにちは。
発達凸凹学習塾86(はる)主任の谷口啓子です。

この三連休、私は「日本ペアレントトレーニング研究会インストラクター養成研修」を受講して参りました。

当塾代表の小坂は、「常に自己研鑽を」と申しております。

全国より、ドクター、公認心理士、臨床心理士、大学准教授、スクールカウンセラー、児童発達支援管理責任者など、保護者サポートの専門家の方々がご参加されていました。
その中で、学ばせて頂けたことは大変刺激的でありがたかったです。

今回の研修では様々なスキルを学ばせて頂きました。
しかし、最後に受けた まめの木クリニックの藤井和子先生のご講演こそが、「ペアレントトレーニング」の根っこだと思いました。

それは、
「保護者の方は、専門家よりずっと長い間、お子様の行動改善を図ってきた」
「子育てを通して、ご自身を責めている保護者の方の自己肯定感をいかに高めることができるか」
という内容でした。

どうして良いか分からない状況の中で、一生懸命お子様を育てていらっしゃった、ママさん、パパさん。
私の母も同じだったのかも…と、初めてストンっと落ちました。

実は、私と私の母の関係は、悪循環の毎日でした。私が落ち着きなく、こだわりが強かったこと、また母も気性が激しかったこともあり、穏やかな日々とは程遠い生活でした。

私はこれまでは、自分が受けてきた「度を越した躾」にばかり意識が行っていたのですが、母が誰にも相談できず、相談すれば子育てを否定される、劣等感しか感じないような日々だったかと思うと、何とも言えない気もちがしました。
この研修を受ける前に、代表からも、私の母親の気持ちを言われておりました。

保護者様には、少しでも今までより穏やかな生活を、過ごして頂きたいです。
そのためにも、ペアレントトレーニングでは、様々な場面でのタイミングよいほめ方を学ぶことができます。
お子様の行動に感情的に反応するのではなく、冷静に対応するコツも学びます。
お子様との関係が楽になると思います。そして、ご自身の時間が少しでも持てる余裕が生まれるでしょう。

最後に、このペアレントトレーニングを作られたカリフォルニア大学神経精神医学研究所スタッフのシンシアウィッタムさんの言葉です。

「あなたは親になることを自分で選んだかもしれません。しかし、親であることで自分の精神健康が犠牲になるのを選んだわけではないでしょう。」

穏やかな時間を獲得してもいいのです。

どうぞ、保護者の方が考えを広げ、お子さんを受け入れてもらえたなら、笑顔いっぱいの「むにむに」が生まれるでしょう。
たくさんの「むにむに」が生まれるように、私共も頑張ります。

 

86(はる)では、ペアレントトレーニングのムービー講座も開講しておりますので、ぜひご覧ください。

★ムービー講座「ペアレントトレーニング ダイジェスト版

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