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「むにむに」

第187号 お子様の「好き」を伸ばす 〜 金沢から発達障害について考えます 〜

2019年08月24日
皆様、こんにちは。
発達凸凹学習塾86(はる)塾長の谷口一登です。

うだるような暑さが一転、激しい降雨とともに気温が下がり、蒸し蒸しする毎日です。
この急激な気候の変化に、体調を崩されないよう、十分にご注意下さい。

先日、一泊二日で、能登にありますハートランドヒルズに合宿に行って参りました。
参加頂いたご家族は、4家族で13人(うち、お子様は、7人)でした。
参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。

さて、1日目の「学習の時間」のことです。
小学校4年生のお子様が、パズルを使って、都道府県の学習をしておりました。
地方ごとに色分けしてあるパズルです。

これを黙って見ていた1年生のお子様。
何と、休み時間に「僕も、パズルやりたい!」と。

「いやいや、あれは4年生で習うレベルだから、無理だって!」
と言えど、「いや、やりたい!」と言って聞きません。
試しにさせてみると、時間はかかれど最後まで諦めず、何と47都道府県全て完成させてしまいました!
これにはビックリ…なんですが、さらにその先があったんです!

このパズルはレベルが2段階あって、
・レベル1 → 地方ごとに色が変えられている(初級者用)
・レベル2 → 全国すべての県が同じ色をしている(上級者用)
となっているのです。

1年生のお子様は、「これ(レベル2)もやってみたい!」と。
「えっ?!」
と言っている間に、こちらも完成!
正直、目を疑いました。

パズルですので、県の名前とか形は覚えていないでしょうが、試行錯誤してちゃんとパズルを作り上げています。
これが正に、その子の興味に合わせた教材なんだと思いました。
1年生だから、まだ早い!という固定概念を取り除き、お子様の好き(得意)をどんどん伸ばしてあげること、これが大切です。

昔、広島県尾道市の土堂小学校で校長先生をされていた 陰山英男先生(100マス計算で有名な方です)は、小学校3年生で習う国語辞典を、1年生から持たせていました。
付箋紙がいっぱい貼られた辞書を、嬉しそうにひいている1年生の子ども達が印象的でした。

子どものやりたい時に、それに合った教材を与えてあげること、これこそがお子様を伸ばす大きな力になると思います。

どうぞ,保護者の方が考えを広げ,お子様を受け入れてもらえたなら,笑顔いっぱいの「むにむに」が生まれるでしょう。
たくさんの「むにむに」が生まれるように,私共も頑張ります。

86(はる)では、ペアレントトレーニングのムービー講座も開講しておりますので、ぜひご覧ください。

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