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「むにむに」

第158号 怒ってもいい,子どもの立場から考えてみる ~ 金沢から発達障害について考えます ~

2019年06月29日

皆様、おはようございます。
発達凸凹学習塾86(はる)担当講師の中村百香です。

先日、一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会の「アンガーマネジメントファシリテーター養成講座」を受講してきました。
私自身、その日の気分によってすぐに怒ってしまうといった性格なので、受講を楽しみにしていました。

講座で、まず最初に言われたことは、「アンガーマネジメントは、怒らなくなることではありません」ということでした。
アンガーマネジメントとは、【怒りをコントロールし、後悔しなくなること】と意訳されるそうです。

私が保育士をしていて、一番聞いたお母さん方の悩みは、「つい何度も怒ってしまう」でした。
でも、怒ることは悪いことではありません。決して罪悪感を持つ必要はないのです。
子育てにとって、怒ることも大切なことです。アンガーマネジメントでは、自分の感情や思考、行動をコントロールすることで、怒る必要のある場面と、怒る必要のない場面が分かってきます。そうすることで、自然と怒る回数も減っていくのでしょうね。
もともと私たちは、“怒る必要のない出来事“に怒り過ぎているそうです。確かに私もこの講座を受けてから思い返してみると、「こんなに小さなことに怒っていたのだな~」と感じました。

子育てにおいて、重要であろうポイントも見えてきました。それは、出来事が起きてから、自分の頭のなかで「意味づけ」をする工程です。
この「意味づけ」で、お子さんとお母さんとの間でズレが生じ、ついイライラしてしまうのだと思います。
イラっとした時、ふとその行動をとっているお子さんの立場になって、思いを考えてみるとよいかもしれませんね。

私自身、とても勉強になったので、さらにアンガーマネジメントの知識も深めていきたいと思っています。
ぜひ学んだことを、保護者の皆様と共有していけたらいいなと思っています。

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