「むにむに」
第144号 苦手な倒立にチャレンジ! ~金沢から発達障害について考えます~
皆様,おはようございます。
発達凸凹学習塾86(はる)担当講師の谷口一登です。
昨日までの暑い毎日が,ようやくひと段落し,過ごしやすい一日となりました。
気温の急激な変化で,体調など,崩されていませんか?
さて,巷では運動会シーズンのようです。
私が子どもの頃は,運動会=秋の行事というイメージが定着しており,この時期に運動会と聞くと,正直違和感を覚えます。
先日,通塾されているお子様が,「運動会は嫌い…」と言うので,どうしてか聞いてみたところ,「スタンツでの技(サボテンと倒立)が上手く出来ない」というのが理由でした。
そこで,保護者様と相談して,「次回は,サボテンと倒立の練習をしましょう!」ということになりました。
絶対に頑張って,出来るようになる!
強い意気込みのもと,サボテンと倒立の練習が始まりました。
サボテンは,上に乗る方だったので,
・重心は前にして
・背中を反って
・視線は遠くを見るように
とアドバイスしたところ,短時間で出来るようになりました。
倒立は,絶対に怪我が無いよう,下に布団を敷いて,マットを敷いて,完璧な体制で臨みます。
最初は怖がって思い切り蹴り出せませんでしたが,
・まず支える相手を信用して,勢いをつけて蹴り出すこと
・手の付く位置をテープで表示し,目当てにすること
・ひじを伸ばし,背筋は反ること
・顔は上げて,しっかり支える相手の足元を見ること
この4点で何回も練習を重ねました。
最初は,なかなか成功しなかったのが,5回に1回,3回に1回,そして,ついに1回で決められるようになりました!
ペアレントトレーニングを終えた保護者様が,この様子を見てビックリ!
お子様は,満足気な笑みを浮かべています。
後で聞いたのですが,運動会当日も,30度を超す酷暑の中,サボテン,倒立ともに見事成功した!とのことです。
素晴らしい!本当に,感動しました!
86では,お子様の「得意を伸ばす」ことと合わせて,「苦手にチャレンジ」ということも行っています。
苦手とすることが出来るようになるには,ちょっとしたコツが必要です。86では,お子様に応じたコツを教えます。
苦手に向き合い,克服することが自信につながり,それが自己肯定感の高まりにつながります。
苦手なことで,お悩みがある方,是非ご連絡下さい。
お待ちしております。