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「むにむに」

第138号 断捨離 してみませんか? ~金沢から発達障害について考えます~

皆様,おはようございます。
発達凸凹学習塾86(はる)担当講師の谷口一登です。

長かった10連休も終わり,いよいよ今日から仕事という方も多いのではないでしょうか。
GW中とは打って変わり,86(はる)の前の道路には,通勤のための大渋滞が戻ってきました。
令和の時代が動き出した…という感じがします。

さて,「断捨離」という言葉を聞いて久しいかと思います。
「断捨離」とは,モノへの執着を捨て,不要なモノを減らすことにより,生活の質の向上・心の平穏・運気向上などを得ようとする考え方のことだそうで,2009年に,やましたひでこ氏が著書の中で提案された言葉です。

ここで大切なのは,「要らないモノを捨てる」のではなく,「大切にしているモノを捨てる」のです。
そして,そこから生まれてくる感情を味わうことが重要です。

私の20年来の趣味は,写真を撮ること。
そのために,これまで多額の投資をしてきました。プロ仕様のカメラを揃え,1本数十万円もするレンズを何本も使い分け,休日の度に重い機材を抱えて全国あちこちへ写真を撮りに行っていました。
私にとって,カメラは生き甲斐であって,一生の趣味である…と思っていました。

そんな時,当塾の代表より「カメラを断捨離したらどうか?」と言われました。
断捨離とは「要らないモノを捨てる」と考えていた私は,最初は「そんなことあり得ない」「手放せるはずが無い」と思っていたのですが,転職してからは忙しくて,ほとんど使っていなかったことも事実です。代表が「今,一番大切なモノを手放し,そこから上がってくる感情を味わってみたらどうか。カメラは,自分の生活に余裕が出てきたら,今よりもっといいやつを買うといい」と言われ,思い切って手放すことにしました。
大枚はたいて買った機材一式が,こんなちっぽけな額にしかならないことに涙が出ました。

カメラ機材を手放して一か月,兼六園のライトアップを見に行きました。
たくさんの方々が夜桜を見物に来ており,あちらこちらで重い機材を駆使して写真を撮られている方が見られました。
そんな中,ふと気が付きました。
自分は,今まで写真を撮ることだけに振り回されていたのだと。ファインダー越しにしか被写体を見ておらず,自分の目で見て楽しもう…ということが無かったのだと。
自分の目で見る夜桜は,厳かで,そこはかとなく美しく感じました。
物事の本来の姿を見ずに,フィルターをかけて見ている自分に気付かされたのです。

皆様も,断捨離をしてみることで,本来の自分に気付けるかもしれません。何で,こんなにも執着していたのだろう…と。

18日(土)19:00より,第5回の86カフェを行います。
今回のテーマは「断捨離 Ver.86」
モノが捨てられないアナタ,アナタの執着は何ですか? はたして「執着」は捨てられるか!

86カフェも,早いもので5回目の開催です。
今回は,断捨離をテーマに,皆様からのご意見を頂けたらと思っています。
参加締め切りは,14日(火)です。
たくさんの皆様のご参加を,お待ちしております!よろしくお願いします。

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