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「むにむに」

第109号 不登校にも学習保障を! ~金沢から発達障害について考えます~

2019年01月15日

皆さん、おはようございます。
発達凸凹学習塾86(はる)の谷口一登です。

昨日の金沢は、春のような陽気で、本当に心まで和む一日となりました。

私は、86(はる)でお子様の学習指導をしておりますが、少しその様子をお知らせします。

86(はる)に来られるお子様は、以前不登校だった…という方も少なくありません。
現在、受験生のあるお子様も、中学2年の頃、学校に行けなかった時期がありました。

受験まで、秒読みの今の時期、各教科の復習をしていたところ、思わぬことに気づきました。
このお子様は数学が得意で、計算力が非常に高いです。立式すれば、ほぼ間違いなく暗算で正解できます。
ところが、ある単元になると極端に嫌がることが分かりました。
数学では、「因数分解」と「証明問題」。国語では、小作文。両方とも、不登校で本人が習っていない時期に履修した内容でした。

これらの問題は、高校入試では、ほぼ間違いなく出題されるといっても過言ではありません。
因数分解はともかく、証明問題と小作文は、全くどのように書いてよいか分からず、模試などで出題されると、必ず無回答の状態だったのです。

そこで、証明問題については、小学校の内容に戻り、「どうして、この三角形とこの三角形は合同なのか?」ということを口で説明させ、穴埋め状態で書かせ、少しずつ文章化していくというスモールステップで書かせていきました。
また、小作文は、いきなり「書きなさい」と言っても、書くことに慣れていないので無理です。まず、簡単なテーマに対して、自分の考えを言わせることから始めました。その後、箇条書きにして、少しずつ文章を肉付けしていきます。こちらも、スモールステップで書かせていくと、今では制限時間内に指定の字数、段落をクリアできるようになりました。

当初は、「証明問題」「小作文」と聞くと、今日は86(はる)に行きたくない…と言っていたお子様が、今では「よし、今日の作文のテーマは何ですか?」とまで言うようになりました。

これらの例から、不登校の期間があることで、かなりのハンデになることは間違いありません。
それでも、その子に合わせたスモールステップで積み上げていくと、解けるようになります。そして、それが本人の大きな自信に繋がります。

もし不登校になっても、学習保障をすることは、先々のことを考えると絶対に必要です。
学習は、学校以外でも可能です!
86(はる)では、一人ひとりのお子様に合わせた個別学習を行なっておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
「分かった」「出来る」は、お子様にとっての自信になり、それが次のステップに繋がります。

どうぞ、保護者の方が考えを広げ、お子さんを受け入れてもらえたなら、笑顔いっぱいの「むにむに」が生まれるでしょう。
たくさんの「むにむに」が生まれるように、私共も頑張ります。

 

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