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「むにむに」

第106号 金沢発祥のペアレントトレーニング ~金沢から発達障害について考えます~

皆様、新年あけましておめでとうございます。

発達凸凹学習塾86(はる)担当講師の谷口啓子です。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

平成最後のお正月,皆様はどのようにお過ごしでしたでしょうか。
年が改まるというのは,やはり何とも言えない清々しさを感じます。

昨年4月から私たち86(はる)は,発達凸凹のお子様とその保護者様,また大人の当事者の方が,今よりも自分に自信を持たれて笑顔で過ごすためにどんなことでお役に立てるのか,試行錯誤を繰り返してきました。
その中で当塾代表がたどり着いたのは「ペアレントトレーニングの土壌づくり」でした。

私たちは,ペアレントトレーニング(お子様との関わり方トレーニング)の有効性を大変感じています。
しかし,保護者様に受ける決心をしていただくまでのハードルがとても高いのです。それは,想像以上の高さです。
・放っておいても,いつか(お子様の)成長とともに改善されるのではないか。
・子育ての方法を変えるということは,自分がダメな母親と認めることになるのではないか。
・トレーニングを受けられる場所が身近にない
などの理由があげられます。

上2つについては,答えは「NO」です。

早期発見・早期対応により発達障害の行動が改善されることは,はっきりとしています。
また,2つ目についても,合わない子育てを続けていることのほうが,親子共々辛くなり,「ダメだ」と思うことが増える一方です。
3つ目については,私たちも感じています。石川県内でペアレントトレーニングを受けられる場所は,限られた医療機関や支援機関,そして私達86だけなのです。

ペアレントトレーニングを行える人が,例えば,保育園・幼稚園・学校・学童クラブ等にいらしゃったらどうでしょう。
もし,お隣りのお家の方がホームティーチャーとして、ご自宅でペアレントトレーニングをされているとしたらどうでしょう。

ペアレントトレーニングを受けられる環境が、当たり前のように根付いたとき,保護者様は安心して子育てに向かうことが出来ると私たちは考えます。

医療・教育・福祉が連携した,この金沢の地にあったペアレントトレーニング。
私達86は、この1年間、体制&カリキュラムづくりに積極的に取り組んでいきます。

 

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