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「むにむに」

第593号 86の療育から集団への般化(慣れること)

皆さん、こんにちは。親子DE発達凸凹86保育士の中村です。

あっという間に11月…今年も残り2か月となりました。2023年は楽しく過ごせましたか?そしてやりたいことには挑戦できましたか?2024年はどんな年にしたいか、何をやりたいかなどを、お子さんと一緒に考え始めても楽しいかもしれませんね。

 

今回は、86を利用している2歳のお子様の嬉しいエピソードをお話させていただきます。4月から86に通ってくれている2歳児の男の子で、名前を読んで返事することが難しく、課題の一つとして療育で取り組んでいます。

 

まずはふれあい遊びなどから、信頼関係を築き、アイコンタクトがとれるように促します。だんだんアイコンタクトが増えてきたら、指示理解や模倣力を高められるように、動作模倣を取り入れ、片手を挙げる動作を強化(ほめたりご褒美を与えたりして行動を定着させること)します。

次に、音声模倣を取り入れ「はーい」と言葉で言えるように強化していきます。繰り返しすることで秋頃には、自分で上手に「はーい」と声を出して返事ができるようになりました。

 

そして、先日開催された幼児さん対象のABA運動あそびの日。

活動の1番始めに行っている挨拶で、お子様の名前を一人一人呼んで、手を挙げて返事をする時間があります。

今まで名前を呼ばれても返事が難しかった男の子でしたが、運動の講師かなえ先生に名前を呼ばれると、たくさん子どもや大人もいる集団の中で「はーい」と大きな声で手を挙げて返事ができました。私たちスタッフも保護者様も感動し大喜びでした。

86の療育で練習してきたことが、集団の場で般化することができたのです。この「般化」こそが、保育園や集団の中で生活していくうえで大切な力となります。

 

 幼児さんの吸収力は本当に凄いです。小学校へ向けて、大人に向けて、成長の基盤を作る貴重な時期です。幼児さんからの早期療育は子どもたちをぐんと伸ばしてくれます。

 幼児さんのペア学習枠は、火曜日は満員御礼で、月曜日・水曜日・木曜日・金曜日も残り僅かとなっております。お気軽にお問合せ下さい。

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