「むにむに」
第651号 SSTレッスン「お金②」
皆さんこんにちは。親子DE発達凸凹86保育士の松井です。
2024年も残りわずかですね。今年は皆さんにとってどんな年でしたか?86では、今年だけで約20名の新しい利用者様が増えました。お一人お一人がとても個性豊かで、毎回の学習が楽しく、成長を見守ることができることが本当に嬉しいです。来年もたくさんの笑顔を見られるよう、全力で支援を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回は学習前に行っているSST(ソーシャルスキルトレーニング)レッスンの様子をご紹介いたします。今月のテーマは前月に引き続き『お金』です。
➀ いろいろな支払い方法を知る
今では財布を持たない人も増え、キャッシュレス決済が主流になりつつあります。子どもたちに現金以外の支払い方法を尋ねると、「PayPay♪」「お母さんカードで払ってる!」など、普段の生活を思い出して答える子どもが多かったです。他にも、電車のICカードで自販機やコンビニで買い物ができることを伝えました。
また、ネット銀行の普及により、スマホだけで貯金や支払いができるようになった便利さも伝えました。しかし、その反面、金銭感覚が鈍くなったり、不正利用のリスクが高まったりすることもあるため、お金の大切さを知ることが重要です。特に年末にはお年玉がもらえることを例に、お金の価値や使い方について伝えました。
② お年玉の由来を学び、大切にお金を使う
お年玉の由来についてイラストを使って説明し、低学年の子どもには絵本を読んで興味を引きました。「お年玉」という言葉にまず関心を示し、じっくりと話を聞いている子どもたちが印象的でした。その後、お金をどのように使うかを考える時間を設け、いくつかの使い道を紹介しました。多くの子どもたちが、自分でお金の使い道をすでに決めており、意外にも貯金を選ぶ子が多かったことに驚きました。
「お金」は生活に欠かせないものであり、金銭感覚がないと困る場面が多いことを理解してもらうことが大切です。今後も「稼ぐ」「使う」「貯める」など、お金にまつわるテーマで考え、体験を通して学んでいく時間を作っていきたいと思います。
次回のSSTレッスンでは『悩み』をテーマに、誰でも悩みを抱えていることや、自分の悩みをどのように解決していくかについて考えます。大人になっても悩みはつきものですから、自分に合った解決方法を見つけられることを願っています。
それでは、どうぞ良いお年をお迎えください♪