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「むにむに」

第114号 コミュニケーションが最大の脳トレ ~金沢から発達障害について考えます~

2019年02月2日

皆様、おはようございます。
発達凸凹学習塾86(はる)担当講師の谷口啓子です。

明日は節分♡
今年の恵方は「東北東」です。福を呼び込むとされる恵方巻,皆さんは召し上がれますか?

我が家は2年前から,犬を飼っています。名前を「豆子(雌4歳)」といいます。
豆子は里親犬として飼い主を募集していたところ,当塾代表小坂に作って頂いたご縁で我が家にやってきました。
なんと誕生日が主人と同じなんです♡

さて,この豆子ですが,当塾の看板犬として、塾生の皆さまに可愛がっていただいております。
最初はシッポがどよーんと下がっていた豆子ですが,最近では彼女なりに(笑)コミュニケーションを求めて、皆様の傍へ行くことが増えてきました。

驚いたのは,彼女の変化です。
私たちの言葉を「理解している」と感じる行動が増えているのです。また,自分の要求を知らせる方法も身に付けることができてきました。多くの方と関わらせて頂く中で,脳が刺激を受け,彼女の眠っていた能力を引き出してくれたのです。

実は,主人の両親が高齢ということで,最近、認知機能の衰えが目立ってきています。
両親は,天気が良ければウォーキングをし,雨が降れば読書をし,時間を作っては海外旅行を楽しみ,その思い出を父はDVDに、母はパソコンで文書に残したりしていました。
「脳にとって良いこと」ばかりをしていると思っていました。そして,当分衰えることはないだろうと…。
しかし,両親はここ数年、身内以外の人とのコミュニケーションが極端に減っていたのです。二人だけで過ごす時間がほとんどになっていました。

つまり、「刺激」が少ないのです。
生きたコミュニケーションこそが、脳に刺激を与えるのです。

確かに,他人と接するというのは,エネルギーがいります。特に相手の気持ちを読み取るのが苦手なASD(自閉スペクトラム症)タイプの方には、ハードルが高いかもしれません。
私もその一人です。

でも,「できないからしない」では,いつまでたっても成長はありません。
「どうすれば,できるようになるのか」
「何をトレーニングすれば,この子は人との関わりが楽しめるのか」
この前向きな考えが,お子様の脳機能を高め,人生を豊かにしてくれます。

どうぞ,過程を恐れず,コミュニケーション力を育む場を作ってみてください。

 

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