「むにむに」
第669号 勉強する以前に身につけたいこと
もゆスクール、親子DE発達凸凹86 代表の小坂です。
近年、感情のコントロールがうまくできないお子さまが目立つようになってきました。
思い通りにならないと怒り出したり、暴言を吐いたり、急にその場を離れようとしたりと、その反応はさまざまです。
こうした行動は、小さいうちに適切に関わっていくことが大切です。
年齢が上がるにつれてエスカレートし、周囲の対応が難しくなるケースも少なくありません。
『男の子ならこんなもん』
『低学年だから仕方ない』
『もう少し大きくなれば落ち着くだろう』
など、保護者や周りの大人が見過ごすことで
その子のコミュニケーション能力の成長の芽を摘んでしまっているかもしれません。
弊社には、「学習のサポートをお願いしたい」と入塾される方が多くいらっしゃいますが、
実はその前段階として“感情のコントロール”を身につけることが必要なケースが多く見受けられます。
学習に向かう以前の準備として、「気持ちの切り替え」「落ち着いて話を聞く」といった基本的な行動ができなければ、学習そのものに集中できないことが多いのです。
そこで弊社では、SST(ソーシャルスキルトレーニング)を導入しています。
これは、学習支援に入る前に、まず生活や集団の中での適切な行動を身につけていくことを目的としたトレーニングです。
たとえば、学習中に「飽きた」と立ち上がったり、
隣のお子さんにちょっかいを出したりする行為を放置してしまうと、周囲との関係にも悪影響が出てしまいます。
SSTは、まだあまり知られていない教育支援の一つですが、落ち着いて学習に取り組むためには欠かせない要素です。
感情のコントロールができるようになることで、初めて人とのコミュニケーションや学習がスムーズに進んでいきます。
まずはお気軽に、体験にお越しください。
お子さま一人ひとりに寄り添いながら、必要な力を一緒に育てていきましょう。