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「むにむに」

第664号【巣立ちの季節の思うこと】

皆さん、こんにちは。学習塾MOYUの伊藤です。

 

暖かい日差しに春の訪れを感じる今日この頃、「巣立ちの季節」がやって来ましたね。

年長のお子様、小学6年生、中学3年生の皆さん、そして保護者の皆様、

ご卒業おめでとうございます!

学モユ・86からも沢山の子ども達が新たな一歩を踏み出し、巣立っていく子達が沢山います。

長い間通ってくれて、心身ともに成長した姿を見ると本当に感慨深いものがあります。

 

「静けさ」から「響き合い」へ

ここで学モユの中学3年生のことを少しだけ振り返らせて下さい。

中2から2年間、一緒に頑張ってきた子達です。

最初は人見知りで視線すら合わず、返事をしても静かにうなずくか首を振るだけ…

また話はしっかり聞くけど、分からないことは質問できずにいてずっと遠慮している子。

そんな彼らですから授業中はとても静かと言うより「無音」で

「おーい、いるのかな~?」という状況でした。(笑)

そこで作文の練習を始めました。

「何を書いていいかわからない。」「書くことがない。」(…いきなりは無謀ですね…)

最初は全くの白紙状態だったので「私の好きなこと」「私の宝物」と

書きやすいテーマにしました。

 

すると、彼らの心の中のキラキラした気持ちが溢れてきました。

 

・周りの景色を見ながら散歩することが好きな事、

・おじいちゃんが畑で作ってくれたイチゴが大好きなこと、

・亡くなったおばあちゃんからもらった猫のキーホルダーが一番の宝物であること・・・

 

書いた事をきっかけにお互いに理解しあい、皆の距離が段々と縮まっていきました。

無言だった休憩時間はポツポツと会話を交わす姿が見られるようになりました。(嬉しくてそっと休憩時間を延ばしたこともありました(^^))

やがて子ども達から「200字作文を書きたい、点数を付けて欲しい。」とリクエストが来るようになったのです。

最初は10点中、白紙で0点だったのが皆、7~8点取れるようになりました。

テーマが高校入試レベルまで上げても感心して唸りたくなる程、自分の意見を打ち出し、力強い作文を書くようになりました。(これは私にとっても宝物です)

 

そしてみんな無事に志望校に合格!

自分の「力」を信じて

作文の話だけではなく子ども達はたくさんの魅力を持っています。

でも自分の良さは自分では気づきにくい。

自分の魅力や強みに気づいた時、人はぐっと前進する力を手に入れます。

歩き出したみんなの背中を心から誇りに思います。

力強く進んで行って下さい。心からのはなむけの言葉として贈ります。

 

学習塾MOYUから「もゆスク」へ

 

学習塾MOYUはこの3月で閉室となり、4月からは新しく「もゆスク」としてバトンタッチします。

若くてパワーあふれるスタッフと共に、また新しい素敵な出会いが待っていることでしょう。

これまで本当にありがとうございました。

↑これは合格祝いのクレープパーティーの様子です。

 

学習塾MOYU 

伊藤裕子

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