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「むにむに」

第660号 SSTレッスン「アンガーマネジメント」

皆さんこんにちは。親子DE発達凸凹86保育士の松井です。

今日から3月ですね🍑今年度最後の月となりました! お子さまたちにとっては、もうすぐ進級・入学の準備が始まり、ドキドキワクワクしている子も多いのではないでしょうか。今年は気温の変化が激しく、思っている以上に体に負担がかかりやすい時期です。睡眠や食事、運動を意識しながら元気に過ごしていきたいですね。

 

さて、今回は学習前に行っているSST(ソーシャルスキルトレーニング)レッスンの様子をご紹介します。 今月のテーマは『アンガーマネジメント』です。86では1年に1回取り入れている、とても重要な怒りのコントロールについての内容です。学校ではなかなか学ぶ機会の少ない、人との関わりにおいて大切なスキルになります。

まず、「怒り」についてのアンケートをとりました。

1つ目の<「怒り」について>の質問は全て正解が「いいえ」なのですが、高学年の子どもたちは去年のことを思い出したようで正答率が高かったです。今年度に入所した子や低学年の子は、「はい」と回答する子も見られ、「えーなんで?」「大きい声の方が伝わるよ」など自分の意見を積極的に発言してくれました。理由を伝えると、みんな真剣に耳を傾ける姿が印象的でした。

次に<「自分の怒り」について>のアンケートでは、去年よりも「はい」の数が減っていたように感じました。3つの質問の中で最も多かったのは「怒ったときに叩いたり蹴ったりしてしまう」という項目でした。アンケートに答えながら「怒りのコントロールって難しいよな~」と、自分の行動を振り返る様子も見られました。

 

続いて、「怒り」は気持ちの1つで決して悪いことではないということを伝え、「怒り」の正体や「怒り」を減らすための考え方をイラストを使って説明しました。

低学年の子には少し難しい内容でしたが、繰り返し伝えることで少しずつ理解を深めていけるようにサポートしていきます。

高学年の子は、話を聞きながら怒りのレベルを下げる「~かも」の考え方を一緒に考えることができました。 例えば【今日着たい服が洗濯されていなかった】という場面では、「なんで洗濯してないの!昨日洗濯するべきだった!」と怒ってしまう気持ちを、 「夜忙しくて洗濯できなかったのかも」「もしかして洗濯機が壊れていたのかも」「ゲームで遊んでてできなかったのかも」など、たくさんの“~かも”の考え方が出てきました!

 

「怒り」は決して悪い感情ではありません。しかし、怒り・不安・悲しさといったマイナスの気持ちを減らし、みんなが楽しく過ごせるように気持ちをコントロールできる力を身につけていけたら素敵ですね。

次回のSSTレッスンでは、引き続き『アンガーマネジメント-実践-』をテーマに、怒りのコントロール方法を実際にやってみながら、自分に合った怒りのコントロールの仕方を見つけていきます。

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