「むにむに」
第658号 いつ子どものリクエストに応える?
皆さん、こんにちは。学習塾MOYUの伊藤です。
2月に入ってからの大雪で、大人は連日の雪かきで大わらわでしたね。
子ども達にとっては雪が積もると大喜びで、かまくら作りや雪合戦、雪かきまでも楽しそうです。
先日、雪遊びに関してこんなエピソードがありました。
このブログでも度々登場するM君とY君です。
例のごとく「こんちくわー!」とフードに雪を乗せて、真っ赤な顔をして入って来ました。二人で雪遊びをしながら来たのでしょう。
開口一番、「ねー、雪遊びしよーう⁈」 (キター、予想はしていたよ ^^)
「そうだねー、沢山積もったね。よし、雪遊びしよう。まずはモユトレしてからね。」
と言いつつ普段通りの流れで学習①に進みました。」
(あれ?変だな、いつもと違う...やけに落ち着いている…)
いつもは課題に取り掛かるまでに時間がかかるのですが、すんなりとドリルを開き
自ら進めているのです。
実は、ちょいと小技をしかけました。
ホワイトボードのスケジュールに
「16:40~16:55 お楽しみタイム」と
書いておいたのです。
二人のリクエストに対して確約をもらったことで、この時点で信頼関係が築けました。
良かったことはこの時点で「ドリルを3ページできたら雪遊びしよう」とは条件を出さなかったことです。
ただ、「雪遊びしよう」のひと言が彼らを押したのです。
あとは彼ら自身がエンジンをかけ、スピードをあげていったのです。
もしかしたら私たち大人は子どもが運転する車のキーを渡すにとどまらず、エンジンもかけようとして、挙句の果てには子どもに代わって運転までしようとしているのかもしれません。
話は逸れてしまいましたがM君とY君は二人共これまでで一番の集中力を発揮しました。頭の中は雪道まっしぐらなのでしょう。
最後はごほうびタイムとしてたっぷり雪遊びをしました。
大人はついついリクエストに対して条件を出してしまいがちです。
「○○できたら□□していいよ。」
「□□したいなら、○○してからね」と言っちゃいますね。
たまには逆も良いのではないでしょうか?
学モユで楽しい思い出を沢山作って後々になってから「学モユであんな事したなあ」
「あの時、先生が言ってたのはこういう事か!」と思い出してもらえたら幸いです。