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「むにむに」

第649号 「おにから電話です」を使いすぎている話【ママトレ】

皆さんこんにちは、親子DE発達凸凹86児童指導員の勝二です!
先日開催されたオータムフェスティバルは無事大成功を収め、子どもたちの輝く笑顔や成長をたくさん見ることができました✨ 普段とは違う一面を知る機会となり、私自身も感動しっぱなしの一日でした。
フェスティバルの様子については、伊藤が後日ブログで詳しくお伝えしますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね♪

 

さて、本題ですが…
最近、私の中で改めて考えさせられることがありました。

それは、夫の子どもへの声掛けの仕方についてです。

以前は気にならなかったのですが、「もっとこうしたら良くなるのに」と思う場面が増えました。

これは、まさに私自身がママトレを通して学んだ成果の表れだと感じています。今回は、その気づきをシェアしながら、実践的な改善例もお話ししたいと思います。

 

皆さんは「おにから電話」というアプリをご存じですか?
鬼が電話をかけてくるという設定で、小さい子どもが言うことを聞かないときに活用される方も多いかと思います。

我が家でも、上の子が3歳の頃から、特に危険な行動を止めるために利用してきました。

しかし最近、夫がこのアプリを使う頻度が非常に高いことが気になっています。

 

具体的には、悪い行動を止める目的よりも、「言うことをすぐに聞かせたい」という場面で使われていることが多いのです。

例えば、遊びに夢中な子どもに「歯磨きしよう」と声掛けをしても反応がない場合、夫はすぐに「鬼に電話するぞ」と言って行動を促します。

その瞬間は効果があるのですが、効力は一時的。すぐにまた元の行動に戻り、再び「鬼」に頼る、というループになっています。

 

ここで私が感じたのは、夫やこのアプリ自体が悪いわけではなく、「声掛けの仕方」に課題があるということです。これでは子どもに「常に脅されている」感覚を与え脳を委縮させると言われていて、親が子どもの行動を褒める機会も失ってしまいます。また、子どもが好ましい行動を自ら選び取る力を育むことにも繋がりません。

でも実際ママトレを受ける以前の私なら、夫と同じように「鬼」に頼っていたと思います。

 

そこで、以前ママトレで学んだ『困った行動は待つ→少しでもできたら褒める!』という方法を試してみました。
上記の例のように、遊びから歯磨きへの切り替えが難しいとき、次のように声掛けをしました。

「じゃあ今から5秒以内に歯磨きに来られたら、さっき撮った○○ちゃんの写真を3枚見せるよ!5…4…」とカウントダウン。
するとあら不思議、持っていたおもちゃを放り出してダッシュで歯磨きへ!
その後も「歯磨きが終わって、お片付けもできたら写真10枚見せるね!」と伝えると、またまたダッシュで片づけを始めました。

ポイントは、子どもが大好きなものを活用すること。

うちの子は自分の写真を見るのが好きなので、これが特に効果的でした。また、写真の枚数をあらかじめ制限しておくことで、スマホを長く見ることも防げます。

 

こうした対応は、鬼の電話を使うより少し手間がかかりますが、親も子どももストレスが少なく、気持ちよく過ごせました。

さらに翌日も「写真が見たい」という理由で、自ら歯磨きや片付けを進んでやる姿が見られ、明らかに好ましい行動が増えています。

 

ママトレでは、こうした困った行動や好ましくない行動を観察し、一緒に対応策を考え、実践をサポートしています。

それによって、受講後はご自身も対応策を考えられる力を身に付けられるようになります。

ストレスフリーな育児を目指したい方、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!

 

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