「むにむに」
第648号 SSTレッスン「お金」
皆さんこんにちは。親子DE発達凸凹86保育士の松井です。
今日で11月も最後となり、2024年も残り1か月となりますね。あと1ヶ月でできることは限られますが、やり残したことがないように1日1日大切に過ごしたいですね。そして感染症が流行っているので、しっかり予防して元気に過ごしましょう!
さて、今回は学習前に行っているSST(ソーシャルスキルトレーニング)レッスンの様子をご紹介します。11月のテーマは『お金』。生活に欠かせないお金についての知識を学び、さらには本日開催するオータムフェスティバルに向けたお金のやりとりの練習も行いました。
紙幣と硬貨についてのクイズ
まず、今年から新しくなった紙幣について学ぶため、紙幣と硬貨に関するクイズをしました。
1問目の「何円の紙幣・硬貨があるか?」では、子どもたちは次々と正解を答えていきました。2問目は難易度をあげて新紙幣に使われている人の名前を問うと「しぶさわ…?」とここまでが限界のようで、すぐに答えられる子はいませんでした。そこで名前を出し、どの紙幣がどの名前の人なのかマッチング形式にクイズを変えると正解できていました!
皆さんは、新紙幣に描かれている人物名を言えますか?(答えは一番最後に!)
収入と支出について
次に、収入と支出について学びました。支出についてはイラストを使いながら「生活に必要なものはどんな支出があるか」をみんなに聞いてみました。
高学年や中学生たちからは「水とか電気とか」「家賃」「病院」「食費」など多くの答えが出てきました。さらに「学費」「通信費」「メンテナンス費」など10項目を紹介すると、「あ~それも必要やね」「いっぱいお金かかるな~」と、生活には多くの費用が必要であることを実感していました。
買い物ごっこで実践!
最後に、お金のやりとりを練習するため、本物のレジを使った買い物ごっこを行いました。
店員役には[商品の合計を計算し、お金の受け渡しをして、商品を袋に詰めて渡す]という仕事が設定され、それを1回こなすごとに「お給料1000円」をもらえるルールで店員役・お客役を交代しながら進行しました。
本物のレジとあってかみんな興味津々で楽しんでいました。中には「レシートはいりますか?」とアドリブを加える子もいて、見ている側も大盛り上がりでした。
今はキャッシュレスが普及し、現金に触れる機会が減っていますが、お金の価値や使い方について学ぶことはとても大切です。これからも、SSTレッスンやイベントを通じて、楽しく学べる機会を作っていきたいと思います。
次回のSSTレッスン
次回も引き続き『お金』をテーマに、オータムフェスティバルの振り返りと、現金以外の支払い方法や、子どもたちが楽しみにしている「お年玉」についても楽しく学びます!
[答え]千円札:北里柴三郎 五千円札:津田梅子 一万円札:渋沢栄一