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「むにむに」

第645号 苦手なことに挑戦しようとする“だけ”で頑張っている

皆さんこんにちは。親子DE発達凸凹86児童指導員の勝二です。

今更ながら大食い系の動画を見るのにハマりました。

「もしかしたら自分も食べても太らない体かもしれない」とすっかり洗脳されて、炭水化物祭りの食生活の結果、手持ちのズボンがきつくなり、自分で自分の腹を締めている日々です。

 

さて、11月30日(土)に86&学習塾MOYU合同イベントのオータムフェスティバルが開催されます。

86と塾の子どもたちも、楽しみながら準備に取り組んでいます。

 

その中で、私が改めて気づかされたことがあります。

『苦手なことに挑戦するのって、すごくハードルが高い』

ということです。

 

というのも、いつも一緒に学習している中学生の女の子(以下☆ちゃん)が、オータムフェスティバルに向けて展示作品を作っています。

本当に素敵な美的センスを持った子で、塗り絵や工作がとっても上手。

仕上がる作品はいつもプロ級です。

(↓☆ちゃんの過去作)

 

そんな☆ちゃんが、私に展示作品を「一緒につくろ~」と声をかけてくれました。

 

ですが、私は初め「え……」と返事をためらってしまいました。

実は私は工作や絵を描くのはあまり得意ではなく、☆ちゃんが作っている様子を見ているだけで満足していたので、ぶっちゃけ全く気が進みません。(笑)

でもせっかく誘ってくれたし、何より「苦手だからやらない」と逃げ腰な大人の姿を見せたくない。

わかった、と一緒になって作り始めました。

 

段ボールを切り貼りして、紙を詰めて、テープで巻いて…

やはり苦手意識があるからか、各工程に取り組む前になんだか緊張します。

そして、一区切りつくたびドキドキしながら☆ちゃんにチェックしてもらいました。

すると、☆ちゃんが

「え!意外と上手!」

「先生できるやん!」

と褒めてくれるのです。

ぼそっと一言くれるその誉め言葉が嬉しいこと嬉しいこと。

プロ級の腕の☆ちゃんに褒められるとなおさらです。

そのうちだんだんと製作をするのが楽しくなってきました。

 

この出来事から、普段子どもたちは学習中きっと同じ気持ちを感じているんだと思いました。

自分が苦手と思っていることに挑戦しようとする時、すごく気持ちが重くなります。

「失敗したらやだな…」

「なんだか難しそうだしめんどくさい」

「別にやらんくたっていいやん」

そこから「よし、ちょっとだけでもやってみよう」と思うと心が重くなる瞬間があります。

凸凹な特性がある子なら、なおさらだと思います。

それでも、苦手な分野に取り組もうとするだけで、その重~い気持ちを乗り越えてやろうとしているのだから、本当に偉いです。

取り組んだ結果がどうであれ、取り組むまでの過程を本当に頑張っていると思います。

 

そして、たとえ出来が完璧でなくても、できたことを褒めてもらえるとこんなに嬉しいんだということも再確認しました。

自信にもなるし、また次も挑戦してみよう!という気持ちになります。

 

大人になると知らないうちに苦手なことにわざわざ取り組む機会は少なくなりますが、この出来事を通して、改めて86に通っている子どもたちは本当に頑張っていることを実感し、その頑張っている過程をたくさん褒めてあげたいなと感じました。

☆ちゃん、誘ってくれて本当にありがとう♡

☆ちゃんの素敵な作品と、私の渾身のマンタが並ぶオータムフェスティバル、ぜひ皆様お気軽にご来場ください!(笑)

 

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