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「むにむに」

第636号 SSTレッスン「意見発表」

皆さんこんにちは。親子DE発達凸凹86保育士の松井です。

 

今日で8月も終わりですね。猛暑ももちろんでしたが、各地で地震や台風のニュースがあり、身の危険について考えることが多かったように思います。

しかし、オリンピック期間ということもあって嬉しいニュースもありましたね。パリ大会では日本は世界で3番目にメダル数が多く、金メダルも20個獲得しました。すごい!!結果だけでなく、競技に命がけで戦う姿はとても感動しました。

そして、今はパラリンピックの真っ只中!オリンピック同様、中継時間が遅いですが、選手の頑張る姿を応援したいですね。

 

さて、今回は学習前に行うSST(ソーシャルスキルトレーニング)レッスンの様子をご紹介します。

今月のテーマは『意見発表』です。

 

今回のテーマは、以前保護者にとった学習・環境についてのアンケート結果から、やってほしいとの意見が多かった「意見発表」をSSTで取り組みました。

 

普段も初めての友だちがいる時には、みんなの前で自己紹介をするのですが、みんなの前で話す事に緊張や恥ずかしい気持ちが強い子もいるので、テーマや内容は簡単なものにし、みんなの前で意見を言う経験を増やすという目的で進めました。

 

まず意見発表の良さ(★)や、発表側(◎)・聞く側(□)の気をつける事を伝えました。

★自分の考えをもてる

★相手に伝える力がつく

★いろいろな意見を聞いて情報を得られる

◎挨拶

◎声の大きさ、速さ

◎時間内に発表する

□静かに聞く

□発表者の方を向く

□発表後は拍手する

 

次に、発表の原稿用紙にテーマと理由を書きました。

理由を書く時になかなか書けない子もいましたが、スタッフが口頭で質問すると答えてくれるので、そのまま書けばいいよと伝えました。

子どもたちは詳しくたくさん書かないといけないと思っていたのか「それでいいの?」と安心した表情になっていました。

 

そして一人ずつ発表しました。

発表に抵抗がない子は、姿勢も良く声も聞きやすい大きさ速さで、自信が伝わってくる発表でした。

緊張や恥ずかしさが強い子は、声が小さくなってしまう子が多かったのですが、頑張って発表してることが伝わり、聞いてる子も目で耳でしっかり意見を聴いてくれる姿が印象的でした。拍手をもらうと発表した子もホッとした表情になっていました。

どうしても前に出て発表できない子も何人かいましたが、スタッフが代わりに発表し、友だちに自分のことを知ってもらう機会にはできたのかなと思いました。

また、1回目は女の子が2人いて発表を渋ってやらなかった男の子も、2回目は男の子1人だったので「今日はやってみる」と発表してくれた子もいました。スモールステップで少しずつ発表の経験を増やしていくことが負担なく自信を持てることにつながると感じました。

 

今回は「意見発表」というテーマで取り組み、苦手意識が出てしまう子もいたのかなと思うので、SSTゲームなど楽しい時間・環境で自然とみんなの前で伝える機会も作っていけたらいいなと感じました。

次回のSSTレッスンは防災を中心に「水害」「不審者」「水着ゾーン」についてみんなと学びたいと思います。

 

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